試合会場生観戦記
4月26日 日本キックボクシング (後楽園ホール)
 中川裕也 引分 馳和徳
静刃:中川がダウンを奪いながらも引分に持ち込まれ、NKBミドル級王座を辛くも防衛です。
室長:タイトルマッチだったのか。
静刃:2Rにハイキックを炸裂させたんですが、馳は前のめりに倒れてカウントの間ふらついてましたからKOは時間の問題と思ったんですがね。
室長:そこまでダメージを与えながら引分に持ち込まれるなんて。王者の闘い方じゃないぞ。
静刃:ダウン奪取以降の中川の闘い方は確かに物足りなかったですね。連盟で唯一のNKB王者なんだから倒しにいって欲しかったですよ。
室長:何の関係がある?
静刃:連盟は「倒すか倒されるか」が謳い文句ですよ。小野瀬に代わる看板選手なんですから体現してくれなきゃ。

○武笠則康 判定 渡辺秀策●
静刃:この試合も武笠が2Rにハイキックでダウンを奪ったんですが、渡辺が粘って判定まで持ち込みました。
室長:さっきと表現が違うな。
静刃:ダウンを別にすればほとんど互角だったと思います。後半の攻防は見応えがありましたよ。
室長:
静刃:この二人はいいライバルとして凌ぎあって欲しいですね。再戦はタイトルマッチで見たいところです。

静刃:ところで、この日はメインとセミで「館内実況」をやってました。リングサイドで実況アナと解説のガルーダ・テツが話すのをそのまま会場内に流すという形式です。
室長:は?TV放送ならともかく、試合会場で実況を聞いたって却って観戦の気が散るんじゃないのか。
静刃:えーっと、確かにそんな感じもありましたね。試合内容が盛り上がって歓声が高まると聞きにくくなることもありましたし。
室長:だろ。「邪魔だ」といった声は上がらなかったのか?
静刃:それはありませんでした。解説がガルーダ氏だったこともあるんでしょうけど。
室長:そんな理由でか?
静刃:それに興味深い話題も提供してくれましたよ。向笠−渡辺戦は過去1戦1分けとか、中川−馳戦は馳の1勝1分けとか。
室長:別に絶対不可欠の要素でもあるまい。
静刃:でもまあ、新しい試みなんだから暫く見守りましょうよ。他のことも含めて。
室長:他のこと?

○伊藤陽二 1RKO 児玉正暁●
○海老沢朋和 1RKO 増倉敦士●

静刃:1RKO、いいですね。これこそ連盟の試合ですよ。
室長:早期KOだからと言って、好試合とは限らんぞ。
静刃:いえいえ、海老沢、伊藤とも強烈かつ豪快なパンチでのKOですよ。
室長:しかし大味じゃないのか。
静刃:細かいテクニックはNJKFで楽しむとして、連盟では豪快さを楽しむもんなんですよ。
室長:それでいいのか?
静刃:いいんです。ランキングが統一されても団体毎のスタイルは個性的であるべきです。

静刃:この日は新年度の連盟マスコットガール・岡田ひとみさんが御披露されました。
室長:他のことってこれか?試合には直接関係ないだろうに。
静刃:まあまあ、彼女のプロフィールでも見てくださいよ。
室長:・・・
静刃:・・・
室長:・・・
静刃:どうです?いい娘でしょう。これほどの人材を得たというのに、次回の後楽園大会は10月だなんて、連盟も・・・。
室長:・・・すまん、今回はここまでにしてくれないか。少し休みたいんだ。
静刃:あれ、どーしたんですか?


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