★野生のラッコに会えた!〜北海道・えりも岬にて〜★  2002.4.30 up

2002年2月北海道の旦那の実家へ行ってきました。
当初の予定は、スキーとひろお水族館へ行くことでしたが、
北海道へ出発する直前に、襟裳岬に野生のラッコが来ていると言うことを知り、
会えるか分からないけど襟裳岬へも行ってみようか、と考えていました。

北海道へ着いたその日、ひろお水族館へお邪魔しましたが、やはり話題は襟裳岬のラッコのこと。
倉沢さんが撮られた写真や、新聞の記事のコピーなどを見せていただいたり、
襟裳ラッコの近況など、いろいろお話を伺いました。
(もちろん、アップルにも会って、いっぱい遊んでもらいました〜♪)
次の日は天気が良さそうだし、「これはもう、襟裳岬に行くしかないっしょ〜?」ってことで、
行って来ました。

2002年2月24日(日)、朝9時半に出発。襟裳岬は、帯広からは車でだいたい2時間程です。
襟裳岬が近づくいてくると、「ここをラッコが泳いでいったんだろうなぁ。」とか、
「この先にラッコがいるかも知れないんだ〜。」なんて、すごいわくわくしてしまいました。
そんなこんなで、12時少し前に襟裳岬に到着。約9年ぶりの再訪となりました。
さすがに風は強いけど、すごく良いお天気で、わくわく度は自然と高まりました。
早速、持参の双眼鏡でちょっと岬の方を見てみると、アザラシらしき姿は見えましたが、
倍率が良くないこともあり、ラッコがいるかどうかは全く分かりませんでした。

風の館へ行くと、すでにTさんがいらしていましたが、まだラッコは見ていないとのことでした。
倉沢さんもいらしていて、ご自身が撮られたラッコやイルカなどの素敵なポストカードをくださいました。
(緊張してしまい、ご挨拶程度にしかお話しできませんでしたが・・・)
その上、倉沢さんが写真を撮るために、ラッコのいる場所に近づく様子を収めたビデオも見ることが出来て、
すごい嬉しかったです〜!
この日ラッコを見ることが出来なくても、貴重なビデオを見られただけで、来た甲斐があったというものでした。

落ち着いたところで、いよいよ本格的にラッコの観察です。
外からも見てみようということで、倍率の良い望遠鏡をお借りして、外でしばらく観察してみました。
(↓観察した場所からの景色)
 観察ポイント

でも、野生のラッコを生で見たことがない私達には、どうしても水鳥たちがラッコに見えてしまい(笑)、
ラッコが見つけられるのかちょっと不安だったのでした。・・・。
しばらく観察を続けてみましたが、見つかりそうもなかったので、館の方へ戻ろうと車に乗り込こみました。
・・・と、その時!!(笑)
Tさんの携帯に風の館のIさんから、ラッコが確認できたとの連絡が入り、
慌てて車を降りて観察ポイントまで戻りました。

早る気持ちを抑えつつ望遠鏡をセットし、まずはTさんが探してみます。
「あ〜っ!いた〜!あ〜!ラッコだ〜!」・・・ついに、ラッコが!
Tさんも野生のラッコを見たのは初めてだそうで、すごく感激していました。
続いて私も望遠鏡を覗いて見ました。
「んん〜っ?どこだ〜!?」・・・・・・・・・・・・・・じっと覗いていると、ラッコの姿が〜!!(T▽T)
ついについに、野生のラッコを見ることが出来ました!!
発見できた最初の瞬間は、ひどく興奮してしまいあまり記憶に残っていないのですが、(笑)
右に左に潜いでいる様子がはっきりと分かりました。
餌でも探しているのか、潜ったり顔を出したりもしていました。
次に望遠鏡を覗いた旦那も、ラッコを見ることが出来ました。
しばらく観察していましたが、岩の後ろ側にでも入っってしまったのか、ラッコの姿は見えなくなりました。
13時頃から約20分ほどで、あっという間の出来事でしたが、
「ラッコだよ〜、ラッコだったよ〜。」なんて、みんなで感動してました。
まさか北海道で野生のラッコに会える日が来るなんて、夢にも思っていなかったし、本当に感動!

※遠すぎて、ラッコの写真(映像)を撮ることが出来なかったのは残念ですが・・・。
 この画像の真ん中あたりにいるんだけど・・・。(^-^;)
  ここのどこかにラッコが!!

ラッコにも会えたし、お腹もすいてきたので、とりあえず近くにお昼に食べに行ったのですが、
1時間ほどで風の館へ戻ってくると、なんと、2時頃にラッコが現れたという情報が!
その時まだラッコを見つけられてなかったら、立ち直れなかったけど、
出かけたすぐあとだっただけに、ちょっぴり後悔・・・。

その後も、ラッコを見られた感動と見られなかった悔しさが入り交じる中、
16時30分まで観察を続けましたが、もうラッコの姿を見ることは出来ませんでした。
何日か通っている人でも、なかなか見ることが出来なかったり、来てすぐ見られた人など、
野生(自然)相手の運任せという感じですが、今回は本当にラッキーとしか言いようがなかったです。
そう、Tさんが一緒でなかったら、私達だけではきっと見つけられなかったかも知れないし・・・。
(Tさん、そしてIさん、ありがとうございました!)
良いタイミングで来られて良かった〜!とつくづく思った1日でした。

そして、北海道に滞在している間に、もう1度、襟裳岬に行ってみることに決めました。
・・・とういことで、次回に続きます〜。


muny seaotter@t.toshima.ne.jp