★がんばったラッコのウィリー★  99.7.4(日)

「ラッコとの出会い」にも書きましたが、ラッコが最初に日本に来たのは1982年10月4日、
アラスカのプリンス・ウィリアム・サウンドから、静岡県にある伊豆三津シーパラダイスへやってきました。
その中の一頭がウィリーでした。(来館時の推定年齢は6才前後)
ウィリーは、日本へついた直後、体調を悪くしましたが、
スタッフの方達のラッコへの深い愛情と熱意によって、すっかり元気になったのでした。

一年後の1983年10月3日には、同じくアラスカからメスだけのラッコ第2陣が、アラスカから到着しました。
ラッコ達はそれぞれ、プリン、マミー、トム、カーラと名付けられました。
それまで広いプールに一頭だったウィリーは、(他のラッコ達は、一般公開されていませんでした)
淋しかったせいもあったのか、一頭、一頭をぎゅっと抱きしめて、大歓迎をしました。
アラスカから来たばかりの仲間達に、故郷の懐かしいにおいをかぎとったのかもしれません。
でも、メスのラッコ達は、長旅の疲れと、環境の変化に加えて、いきなり強く抱きしめられて、
体調が悪くなるのを心配され、しばらく別々にして様子を見ることにしました。

がんばったウィリー。ありがとう!

それから2ヶ月半後、元気になったプリン、マミー、トム、カーラは、ウィリーと同じプールで
暮らすこととなったのでした。
そして、1984年4月13日、プリンが赤ちゃんを産みました。プリンはアラスカですでに妊娠していたのでした。
続いて、11月にカーラとトムが赤ちゃんを産みました。こちらのお父さんはもちろんウィリーです。
その後、ウィリーは、メス4頭それぞれの赤ちゃんのお父さんになりました。

ウィリーは、1993年12月5日に天寿を全うし、その間に28頭もの子供を残しました。
ウィリーの子供達の何頭かは、全国の水族館で元気に暮らし、(サンシャイン国際水族館のユウなど)
今では、ウィリーの孫にあたるラッコ(豊橋総合動植物園のヤヨイなど)もいます。
日本に初めてやってきたラッコのウィリー。
現在は、伊豆三津シーパラダイスで、訪れた人を歓迎し、全国のラッコ達を暖かく見守っています。

伊豆三津シーパラダイスの公式ホームページ

※1983年に第2陣で来館したマミーは、現在国内最長寿(推定24才)のラッコです。

※※吉川 美代子さん著の「ラッコのいる海」(立風書房)を参考にさせていただきました。
※※三津シーパラダイスの飼育係さんから伺ったことを参考にさせていただきました。



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