2012年12月

第2970号 2012年12月5日号


セーフスクール宣言
 区立朋友小学校


 区立朋有小学校(東池袋4-40-1)の「インターナショナルセーフスクール」の認証式が11月27日、WHO(世界保健機構)セーフコミュニティ協働センターから派遣された審査員や、地域の方々、区長、教育委員会等多くの関係者が出席して行われた。同校の式典会場は児童の歌声や歓声でにぎやかな祝賀ムードに包まれた。

 海外からのお客様をはじめ大勢の参加者が見守る中、インターナショナルセーフスクール認証センター認証員であるマックス・ボスキュラー氏、パク・ナムス氏、白石陽子氏をはじめ高野之夫区長、三田一則教育長、セーフスクール委員会委員長の佐藤由衣さん(6年生)ら9名が「インターナショナルセーフスクール認証合意書」に署名し、晴れて区立朋有小学校はインターナショナルセーフスクールと認証された。朋有小学校田淵貢造校長先生は、「インターナショナルセーフスクール国際認証は、子ども達の努力の末勝ちえたものです」と称賛、合わせて保護者、地域住民ら全ての関係者に感謝の意を述べた。児童代表と保護者代表が、これからもセーフスクール活動を続ける「朋有小インターナショナルセーフスクール宣言」を行うと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 「インターナショナルセーフスクール」とは、WHO(世界保健機構)セーフコミュニティ協働センターから、より安全な教育環境づくりに取り組む学校に与えられる国際認証である。朋有小学校は、平成22年3月に策定した「豊島区教育ビジョン2010」に基づき、安全で安心して学べる環境をつくるため、学校・保護者・地域が一丸となって取り組んできた。なかでも、4年生以上の児童十数名から成る「セーフスクール委員会」は、積極的な活動を行なっている。例えば、校内の危険箇所を調査しての「校内危険箇所マップ」の作成、各学級でけがの予防策を話し合う「セーフスクール集会」の開催、自転車ヘルメットの着用率向上キャンペーンなどだ。また、セーフスクールの取り組みを、楽しく全校児童に伝えるため6年生の希望者が「セーフスクールソングパフォーマー」を結成。「廊下を走ったとなりの子 恥ずかしがらずに注意しようよ 校庭一番けが多い だからまわりに気をつけようよ」といった歌詞の「セーフスクールソング」を制作、歌と踊りにのせて呼びかける活動を行い、独自のキャラクター「セーフマン」も誕生した。

 取り組みの結果、日本スポーツ振興センターに報告した朋有小学校の事故件数は、平成22年度が41件168,849円にのぼるが、平成23年度は24件35,688円、平成24年度(10月分まで)はわずか8件11,140円と減少している。

 インターナショナルセーフスクールの認証は日本で3校目、東京都では初。豊島区のような高密都市におけるインターナショナルセーフスクールとセーフコミュニティのダブル受賞は画期的なこと。インターナショナルセーフスクールは3年ごとの更新が必要のため、安全・安心の維持・向上を目指す活動は今後も継続される。


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