2017年1月

第3150号 2017年1月11日号


変化のドラマ真っ只中
 高野区長新年挨拶


 みなさん、明けましておめでとうございます。豊島区長の高野之夫です。

 輝かしい平成29年の年頭にあたり、私は皆さんにお伺いしたいと思います。

 この豊島区が、今まさに、生まれ変わり、新たな時代を迎えて  「変化している」と思っていらっしゃいますか?

 変化していると思う方は、ぜひ手を挙げてもらいたい。

 そうです。豊島区は、今まさに「変化のドラマ」の真っただ中におります。

 思い出してください。私たちは、2年前の5月、一つのドラマを作り上げました。そうです、「新庁舎建設」です。

 「借金をせずに新庁舎なんて作れるはずがない」、「新庁舎にかけるお金があるなら他のことをすべきだ」。当初は様々な反対意見がありましたね。しかし、私たちは誠心誠意、努力を尽くし、協力して、見事、借金ゼロで新庁舎を作り上げたではありませんか!

 そして、新庁舎が建って、豊島区はどうなりましたか?

 街が変わったでしょう?

 世の中から注目されるようになったでしょう?

 皆さんの気持ちも明るくなったでしょう?

そうです、これは、まぎれもなく現実の、ノンフィクションの、 「変化のドラマ」なのです。

 そして私たちは、昨年、また新たなドラマをスタートしました。

それは、8つの劇場が1000万人の賑わいを生む、旧庁舎跡地開発「(仮称)豊島プロジェクト」のスタートです。

 昨年8月に旧豊島公会堂も旧庁舎も完全に解体されました。皆さん色々な思い出があると思います。

 本当に古く、機能性もなく、耐震性も万全ではありませんでした。 また、財政危機がありました。消滅可能性都市もありました。あの時は本当に大変でした。うれしいこと、楽しいことを過ごしたのも、旧庁舎でした。

 そして、新庁舎が完成し、区民センターの解体も始まり、いよいよ新たな8つの劇場の整備に入ったのです。豊島区が目指す「国際アート・カルチャー都市」のシンボルが、いよいよ動き始めたのです。

 昨年は、これらのシンボル以外にも様々な出来事があり、 区政における時代の大きな変わり目の年でありました。

 まず1月に、現在では1157名の皆さんにご賛同いただいている「国際アート・カルチャー特命大使」の認証式がありました。

 そして、「旧豊島公会堂さよならイベント」では、たくさんの方に惜しまれつつ、その有終の美を飾りました。

 「南池袋公園の開設」は、多くの女性や親子連れで賑わう公園として街を変えました。

 「池袋本町小・中連携校の開校」は、学校を変え、まちの価値を高め、地域を変えました。

 「雑司ヶ谷鬼子母神堂 国重要文化財の指定」は、地域に根差した、区民が誇れる文化財として、みんなでお祝いしました。

 「マンガ・アニメミュージアム構想」では、アニメの原点である漫画、その原点である「トキワ荘」の復元を行う構想の発表をしました。

 「アジア・ヘッド・クォーター特区の指定」では、世界のビジネスをリードする、東京の中の国際都市としての存在感を示していきます。

 そして国際アート・カルチャーの顔として、年間1000万人の賑わいが生まれる「旧庁舎跡地開発プロジェクト」の起工式。

 これらは、まさに豊島区の「変化のドラマ」の象徴、ではないでしょうか。

 また、7月には東京都知事選挙があり、290万票を超える圧倒的な民意を獲得して、地元の「小池百合子 新都知事」が誕生しました。まさに、新たな時代の幕開けを予感させるものでありました。

 今後も、東京都と緊密な連携をとり、区政の課題を確実に解決してまいります。

 本当に、息つく暇もなく、走りに走った1年でありました。

「変化のドラマ」の連続でありました。

 さらに、今年の3月には、池袋が世界のアニメ文化の中心となる「東京アニメ・アワード・フェスティバル」が開催されます。

 また、本年7月には決定する、日本・中国・韓国をつなぐ、都市文化交流の国際プロジェクト「東アジア文化都市2019年  開催都市への立候補」へも挑戦いたします。

 さらに、街の価値を高めるべく、豊島区内全域の「公園トイレの 改修」など、これからも目まぐるしく走り続けます。

 「チャンスの神様には前髪しかない」とよく言われます。

 まさに今、この好機を逃さず、現状に甘んずることなく、今日より 明日、明日よりさらに未来へ向けて、志を高めていかなければなりません。

 私たちは、これからも走り続けます。

そして、私も皆さんも、変わり続ける豊島区の、その「変化のドラマ」の役者であり、主人公なのです。

 共にこのドラマの一翼を担い、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、「国際アート・カルチャー都市」の実現に、次々と挑戦し続けていこうではありませんか。

 文化は人を元気にし、文化があるところには、「にぎわい」があるのです。まさにこれが、私の考える街づくりの原点です。

 「国際アート・カルチャー都市」は、その目指す都市像です。

 誰もが文化によって心が豊かになり、誰もが主役になれる、そんな魅力のある豊島区を、共に築き上げていきましょう。


»» BACK

«« Go to TOP


トップページ バックナンバー 豊島区の選挙 紙面で見る
区民の歴史
リンク集 豊島新聞について

豊島新聞綱領

本社事務所
〒170-0013
豊島区東池袋
1-21-11
オークビル5F

豊島新聞は
毎週水曜日
発行です

民の情報紙

株式会社
豊島新聞社

豊島新聞
TEL
3971-0423
FAX
3986-4244
情報・投稿
購読申込み
購読料
3ヶ月2,700円