“日本一”祝勝パレード 十文字高校女子サッカー部
第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会で初優勝した十文字高等学校サッカー部の「優勝記念パレード」が1月28日午後3時から巣鴨で行われ、沿道にはたくさんの人たちがお祝いに駆け付け大きな声援を送って大盛況だった。
当日は同校ブラスバンドの先導で、選手部員ら約60人が「第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会優勝」「応援ありがとうございました」の横断幕とともに、巣一商店会から巣鴨駅前商店街、巣鴨地蔵通り商店街をパレード。沿道には大勢が駆けつけて祝福した。とくに地蔵通りでは、商店街の人も店先に出て「おめでとう」「おめでとう」「また日本一目指してがんばれー」と大声援がとんだ。「生涯に残る貴重な体験、皆様の応援に感激しました」と選手らも大感激の様子。
今回のパレードは商店街イベントなどで同校とつながりのある巣鴨駅前商店街の長島真理事長が同校に話を持っていったことから実現。準備から当日のお世話などお隣りの巣一商店会の中村安治会長と協力して行った。
長島理事長は「十文字高校女子サッカー部にかかわるようになったのは、たしか10年位前から。朝いつものように家の前の歩道を掃除していた時、サッカー部員が遠征に行くためにバスを待っていたので、飲み物でも買ってくださいと応援のつもりで寸志を渡したのが初めでした。全国大会では毎年準々決勝位まで勝ち進むがそこが限界と思っていましたが、今年は違っていました。第2回戦で前回の優勝校、日ノ本学園に3-0で勝った時に優勝を感じました。高野豊島区長に優勝報告をしたことを知り、商店街でも優勝祝いをしようと決断。巣一商店会の中村会長が同校のPTA会長経験者であったので中村会長と橋本校長に会ってパレードの話をすすめました。道路許可・パレードコースなど準備しました。アーケードの優勝フラッグ、ポスター、全店舗にパレード日程時間を周知して、中村会長とともにこの日に臨みました。当日は天候にも恵まれ、保護者からもお礼を言われ、大盛況でした」と。
十文字高等学校サッカー部は、平成8年に部員9名の同好会として発足。平成17年に全日本高等学校女子サッカー選手権大会に初出場し、これまでに計9回の出場を果してきた。
平成29年1月8日に、神戸市のノエビアスタジアム神戸にて行われた同大会の決勝戦では、後半61分に主将の村上真帆選手が左足のロングシュートで先制。大商学園(大阪)を1-0で破り、創部21年目にして悲願の初優勝を飾った。
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