2017年2月

第3155号 2017年2月15日号


仰高小、池袋本町小の2校
 ISSの認証校に


 2月9日、豊島区立仰高小学校(田淵貢造校長)、豊島区立池袋本町小学校(中丸俊晴校長)の2校で「インターナショナルセーフスクール認証式」が開催された。

 「インターナショナルセーフスクール」(ISS)とは、WHOセーフコミュニティ協働センターが推奨する、ケガ及びその原因となる事故、いじめ、暴力を予防することによって、安全で健やかな学校づくりを進める国際認証である。この認証は体と心のケガや校内外の事故のリスクが少ない安全な学校を目指して、子ども、教職員、保護者、地域住民と共に活動する仕組みが確立され機能している学校に与えられる。現在、世界で約130の学校・園が認証を取得している。区内では朋有小学校(東池袋4-40-1)が平成24年に日本で3校目、東京で初めて認証され、また、富士見台小学校(南長崎1-10-5)も昨年2月に認証されている。

 今回の認証式では、高野之夫豊島区長の出席のもと、ISSの合意書署名が執り行われ、仰高小学校と池袋本町小学校の認証が正式に承認された。

 開校140周年を迎えた仰高小学校は、伝統を受け継ぐ巣鴨の地域コミュニティーの強い絆に支えられてISSの取組を進めた。式典での児童全員による「地球星歌」の合唱には、地域ととともに歩もうとする仰高小学校の思いが込められ、感動を呼んだ。  また、池袋本町小学校は、校舎併設型小中連携校であり、地域住民による「地域見守り隊」の活動により、顔見知りの人がたくさんいる街、大人になってもこの安全・安心な街で暮らしたいと思える街を目指して取り組んできた。小中連携を進め、児童がISSの取組によって身に付けた力を中学校でさらに伸ばしていくことが期待される。全校児童、地域の協力者、PTA保護者による「まちがみんなをすきなんだ」の合唱は、まさにISSが目指す姿を表現したもので、会場は感動に包まれた。

 2年間の取組の中で両校の子供たちは、自らの主体的な委員会活動によって、学校内で起こるけがを取組前に比べ、1/3に減らす成果を上げる等、安全安心な学校づくりは「意識から行動することに始まる」と語る子供たちを育んでいる。

 豊島区では、今後もこの取組みを区内小・中学校で拡大していく予定で、平成29年度は池袋第一小学校(上池袋4-28-1)と池袋中学校(池袋本町1-43-1)の認証取得を目指している。


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