こども110番の家 「ささえ手」が駆込み訓練披露
子ども達が危険に遭遇したり、困りごとがあるときに安心して立ち寄れる民間協力の拠点として、警察のマスコットピーポくんのイラストが入った看板を掲げている「こども110番の家」がある。
そのこども110番の家への駆け込み訓練が2月25日、池袋西口公園フリーマーケット会場で行われた。
今回の訓練は、子どもが街中で「危ない!」と思ったとき、どうしたらいいのかという体験をしてもらう目的で、フリーマーケット会場を活用し、ステージ上で寸劇仕立てのロールプレイングを披露する形をとった。
不審者役の坊主頭の男性が、子ども役の女性に声をかけ、女性(子ども)が近隣の店員役の人の元へ駆け込むというストーリー。駆け込んだ子どもに店員さんが「怖い思いをしたんだね、どんな人だったか言えるかな」と優しく話しかける。「メガネはかけていた?」「うん」「髪はあったかな?」という問いに会場から「無い!」と援護射撃。
その後、こども110番の家協力店「養老乃瀧研修室」に移動し、参加した約15人の子ども達一人一人が訓練を体験した。参加した子ども達は「困った時の練習ができたのでよかった」と話した。また、養老乃瀧スタッフさんも対応の仕方を学んだ様子だった。
学校近辺には協力店や協力する家があるが、繁華街には協力店が少ない。NPOささえ手ととしまNPO推進協議会は、今後もこうした活動を通して子ども達を守る協力店が増えるよう、働きかけていくとのことだった。
主催は東京都青少年・治安対策本部安全安心まちづくり課、共催はNPO法人ささえ手、後援・豊島区教育委員会、協力・養老乃瀧株式会社、としまNPO推進協議会、ダンスキッズプロジェクト。
»» BACK
|