見つけられるかな? 豊島区役所 山内ジョージの文字絵展
「山内ジョージ『文字絵の世界』展」が3月30日まで豊島区役所本庁舎4・6・7階西面・まるごとミュージアム(南池袋2-45-1)で開催されている。
山内氏は、マンガの巨匠達がかつて住んでいたトキワ荘で石ノ森章太郎や赤塚不二夫のアシスタントなどを経て独立した。マンガ家としては、トキワ荘の最後の住人である。動物の姿に見立てた“動物文字絵”を創り上げ、テレビや新聞などに取り上げられてきた豊島区ゆかりの動物文字絵作家だ。過去にも、区内での個展や椎名町駅ギャラリーで作品展示を開催している。
今回の展示では、まるごとミュージアム内に、動物文字絵のほか、漢字を動物で使って表現した「漢字文字絵」、四字熟語を猫で表現した「ニャン故知新」など計43点を展示。今回の展示のために、山内氏自らが豊島区役所本庁舎の各階の特色を生かした作品を選び、展示している。例えば、4階の子育て支援関係の集まる部署前には、親子で楽しめるような動物の絵が集められている。
区の担当者は「動物に隠された文字を探しながら、親子のコミュニケーションのきっかけになれば、嬉しい。忙しい時期ですが、かわいらしい動物たちに癒されていただけたら、と思います」と話している。
まるごとミュージアムは庁舎を丸ごと美術館や博物館に見立てて、ふるさと豊島の文化や歴史遺産、自然などをより多くの人に紹介するとともに、区ゆかりの美術・工芸品や子どもたちの作品なども展示している。
»» BACK
|