2017年7月

第3173号 2017年7月05日号


“小池派”圧勝
 本橋・都民ファがトップ当選
 自民・堀、議席失う


 自民党の歴史的大惨敗、小池都知事率いる都民ファーストの会の大躍進――という結果となった2017東京都議選だった。都民ファが49議席を獲得し、都議会第1党となった。公明党などと合わせ、小池知事を支持する勢力は79議席を確保し、過半数の64議席を大きく超えた。自民党は過去最低の38議席を下回る23議席にとどまり、改選議席の半分以下という歴史的惨敗となった。

 豊島区でも都民ファの本橋弘隆候補を中心に公明・長橋桂一、共産・米倉春奈、自民・堀宏道、民進・泉谷剛の5氏で、区民が混乱するようなこれまでにない激しい選挙戦となったが、小池都知事を推す高野区長ら区内経済団体等から支援を受けた都民ファ新人で、小池都知事誕生の「七人の侍」として注目されていた本橋氏が44,556票を獲得してトップ当選をはたした。

 これまでの実績を訴えた公明・長橋氏は中盤までの劣勢をバネに票を伸ばして当選、共産・米倉は選挙期間中に相次いだ自民党の不祥事を受けた選挙戦で前回よりも大きく票を伸ばして当選、自民・堀は豊島区の小池支持、都民ファの風をもろに受けたうえに、安倍政権への不満や自民の国政議員の失言等により前回の得票を大きく減らして落選、民進・泉谷は民進の国政での凋落とともに最後まで勢いに乗れずに落選となった。

 今都議選の結果が豊島区議会、次の区議、区長選に影響するか、またねじれてしまった自公の連携の国政選挙は、都民ファの国政進出など気になることは多い。ともあれ都民フアの大勝に期待するものが大きい。

 豊島区の結果は次の通り。
 ◎当選=本橋弘隆・都民フア=44,556
 ◎当選=長橋桂一・公明=20,381
 ◎当選=米倉春奈・共産=20,139
 堀宏道・自民=18,647
 泉谷剛・民進=7,825

 豊島区の投票率は50.12(前回より7.8ポイント上)、当日の有権者数は226,297人、投票者総数は113,417人、無効票は1,868票だった。

 当選者のコメントは次の通り。
 本橋「東京都と豊島区の間で汗をかいていきたい。また皆様方の期待、小池都知事への希望を膨らませていきたい。都民ファーストには厳しい政局があると思いますが今回都議選に御尽力いただいた皆様方のお力を戴きながら立ち向かっていきたい。驕らず、怠らず、焦らず、小池都知事とともに東京大改革に邁進したいと思ってます」。

 長橋「大変厳しい選挙戦でしたが、議会改革、私立高校授業料無償化、東京オリンピックに向けてのバリアフリー化などの実績を訴えさせていただき、再び都議会にお送りいただきました。本当にありがとうございます。皆さまにいただきました多大なご支援・ご期待に応えるため、全力で取り組んでまいります。“生活者の心”を背骨に据えた東京改革を進めてまいります」。

 米倉「今までにない手応えのある選挙戦でした。暮らしを守る、憲法を守るということを訴えて、議席を確保できたので、本当によかったと思ってます。これから四年間、皆様の期待に応えて頑張っていきたい」。


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