2017年7月

第3174号 2017年7月12日号


大人気!木地山系こけし
 巣鴨・高岩寺で伝統こけし実演


 近年は禁煙とこけしで知られるようになった巣鴨・とげぬき地蔵尊高岩寺で7月1日から5日、恒例の「東北地方復興支援・伝統こけし製作実演」が行われた。

 今回は振袖の着物を着た娘の姿が特徴の秋田県木地山系伝統こけしの三春文雄氏ら5人の工人が招かれ、境内横の高岩寺信徒会館でたくさんの人の前で実演して大人気だった。秋田県工人会後援、湯沢市産業振興部、東京こけし友の会協力。

 天候にも恵まれ、期間中約2500人が来場するほどの人気ぶりで、即売もあっという間に完売になるほどだった。とくに初日は人気工人のこけしを求めて午前6時過ぎから来場者がならび始め、10時開場時には100人ほど詰めかけ、入場制限をかけたほどだった。

 また湯沢市の観光PRでゆるキャラ「こまちちゃん」も応援に来て、巣鴨のゆるキャラ「すがもん」と一緒に高岩寺をお参りし、稲庭うどんやあきたこまち、いぶりがっこなどの特産品をPRして盛り上げていた。

 会場となった信徒会館には、木地山系のこけし灯篭が設置してあるが、高岩寺では同型こけし灯籠3体ワンセットを地元に寄贈し、PRに一役かっている。

 洗い観音とともにすっかり「こけし寺」としておなじみとなった高岩寺。きっかけは平成23年に伝統こけし愛好家の医師・逸見和子氏(故人)からコレクションの一括寄贈を受け、伝統こけし全11系統の常設展示を始めたことだった。とくに、東北大震災後は、被災地の復興支援のため毎年7月の朝顔まつりと、11月の菊祭りにあわせて、東北のこけし工人を招いて制作実演イベントを開催して東北支援を続けている。今回で11回目。


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