大塚の夜が熱く燃えた 第45回東京大塚阿波おどり
やっとさー、やっとやっとーー。今年も大塚阿波踊りは元気いっぱい、鐘や太鼓が鳴り響き千人を超す踊り手らのエネルギッシュな演技で大盛り上がりとなった。とくに今年誕生した大塚駅南口前広場・トラムパル大塚が演舞会場として加わり例年に増して大盛り上がりとなった。
「安全安心」、「エコ」、「被災地支援」をコンセプトにした「第44回東京大塚阿波おどり」(実行委員長=林洋サンモール大塚商店街理事長)は8月26日、今年も南大塚大通りをメイン会場に開催され、大塚の元気を全国に発信した。
「東京大塚阿波おどり」は都内でも歴史あるお祭りのひとつ。今年は19連が参加、踊り手は1千人以上、観客は15万人とも。今年も大勢の来場者が早くから詰めかけて、会場周辺は踊り手と見物客で歩くのもままならないほどの大盛況となった。
オープニングセレモニーには高野区長、木下区議会議長はじめ区内の東商、区商連、町会連合、観光協会、法人会など区内主要団体、都議・区議ら、それに大田昭宏衆議、若狭勝衆議が勢ぞろいし、テープカット。大塚の街のますますの発展に期待を寄せた。
林大塚阿波踊り実行委員長の「さらにグレードアップした大塚阿波踊りを、そしてこの大塚の街を存分に楽しんでください」の挨拶をうけて、踊りは午後5時にスタート。
第1回から連続出場の「サンモール大塚駅前連」、「三和連」、「大塚商興連」、「盛和連」の地元連はじめそれぞれに個性ある19連が、鳴り物と「ヤットサー、ヤットヤット!」の威勢の良い掛け声とともに踊りを披露、さらに昨年から復活したフィナーレの総踊り「乱舞」の8時過ぎまで大塚の街が熱く燃えた。
昭和46年に始まった大塚阿波おどり。天祖神社の縁日や、料亭の遊客で終日賑わいを見せていた戦前の頃の姿を取り戻そうと、地元の商店街や観光協会が実行委員会の中心となった。あえて有料桟敷席を設けず、商業ベースに乗らない手づくり感を大事にし、地元に根付いた伝統文化行事となっている。
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