2017年11月

第3190号 2017年11月22日号


SC再認証へ確実一歩
 初認証から5年、このほど現地審査


 豊島区のセーフコミュニティ再認証のための現地審査が11月8日に終了し、再認証にむけての確実な第一歩となった。豊島区は初認証から5年が経過し、セーフコミュニティ認証センターの審査員による現地審査が11月6日から行われた。今後、正式な決定を受け、平成30年2月には再認証の式典が行われる。

 セーフコミュニティとは、「けがや事故等は、決して偶然の結果ではなく、原因を究明することで予防できる」という考え方のもと、地域のコミュニティや絆を広げながら、生活の安全と健康の質を高めていくまちづくり活動だ。同認証センターでは、一定の基準を満たし、将来にわたって予防活動を継続していく能力を持つ都市を「セーフコミュニティ」として認証している。

 豊島区では、平成22年に、セーフコミュニティの認証を目指し取り組みを開始。地域団体や教育・治安・消防などの関係機関等で構成される「豊島区セーフコミュニティ推進協議会」を設置し、「高齢者」「障害者」「繁華街」「児童虐待」などの重点テーマを設定して、それぞれ対策委員会を設け官民一体の取り組みを行った。こうした取り組みが評価され、翌々年、区政80周年であった平成24年に、東京で初、日本全国で5番目にセーフコミュニティの認証を取得。取得以降も区と地域が一体となり、「オールとしま」で安全・安心の取り組みを続けてきた。

 今回の現地審査にあたっては、セーフコミュニティ認証センターから審査員のミカエル・グブリナー氏とル・パイ氏が派遣され、セーフコミュニティ再認証への取り組みのプレゼンを聴取した。さらに、障害者の安全を確認するまち歩き調査や、区民ひろばの高齢者向けの転倒予防プログラムの視察、池袋駅西口周辺での環境浄化パトロール等にも参加した。本日、審査員講評が行われ、セーフコミュニティ再認証取得へ確実な一歩となった。

 ミカエル・グブリナー氏は、「5年間という期間に、セーフコミュニティの指標を満たす実に多くのことを達成されている。特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け外国籍の方が増えると思うので、ぜひ既に実施されている素晴らしい取り組みを様々な言語で発信していただきたい。豊島区の取り組みがさらに良いものとなり、世界のコミュニティと共有されることを期待しています」と豊島区の取り組みを高く評価。

 高野之夫豊島区長は、「セーフコミュニティ認証は本区の目指す国際アート・カルチャー都市の前提です。今後も、アドバイスを頂いた点をさらに向上させ、より良いまちづくりに取り組んでいきたい」とコメントした。


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