この1年を振り返って 高野区長招集あいさつ
早いもので、今定例会が今年の納めの区議会となります。改めて、今年1年を振り返り、終わりに一言、所感を申し上げたいと思います。
昨年は、まさに挑戦に次ぐ挑戦の1年であったと申し上げましたが、今年を振り返りますと、その挑戦が大きく実を結び始めた1年であったと感じております。
1月から、本区では19時一斉消灯を始めました。電通の過労死事件などが発端となり、今、日本全体がワーク・ライフ・バランスを模索しておりますが、本区では23区に先駆け、10月から時差出勤を本格的に始めるなど、新たなワークスタイルのモデルとなる取組みを進めております。この取組みが、東京都の「時差ビズ推進賞」を受賞いたしました。先日11月2日、小池百合子東京都知事より表彰状をいただきましたが、自治体の受賞は、本区のみであります。
3月、旧庁舎エリアの愛称が「ハレザ池袋」に決定いたしました。日常とは違うハレの場として、旧庁舎エリアが大きく生まれ変わります。すでに新ホールの鉄骨が大きく空に伸び、その姿を現しつつあります。2019年の完成後は、大きな賑わいの拠点として、国内外から多くの人々を迎え入れることでありましょう。
4月、1年前倒しで「待機児童ゼロ」を達成いたしました。女性にやさしいまちづくりを進める本区にとって、住んでみたい、住み続けたいまちづくりのために、最重要課題として全力で取り組んできたことが、大きく実を結びました。今後もゼロを維持できるよう、あらゆる方策を取ってまいりたいと思います。
そして8月、「東アジア文化都市」の国内候補都市に本区が決定をいたしました。まさに、このことが今年1番の大きな果実であったと言っても過言ではありません。そうそうたる日本を代表する政令指定都市ばかりが実施している大事業に、30万人に満たない本区が挑戦するのは無謀だと言われました。しかし、大きな競技場もない本区が、2020年東京オリンピック・パラリンピックの文化的レガシーとして、永く区民の心にのこるものはこれしかないと、私は、全力で文化庁のプレゼンテーションに臨みました。豊島区が2019年、東アジア文化都市事業において、多彩な文化・芸術活動、国際交流事業を展開することで、本区の文化が大きく花開くものと確信をしております。
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