小6児童「AED体験」 日医大病院と高岩寺が協力
6年生児童(在籍67名)を対象にしたAED(自動体外式除細動器)の体験学習が2月27日、巣鴨の豊島区立仰高小学校で行われた。
講師に、日本医科大学付属病院心臓血管集中治療科の山本剛先生を招き、インストラクターを、とげぬき地蔵で有名な地元の高岩寺の住職で、医師でもある来馬明規さんが務めた。
山本先生は、突然心臓が止まる突然死で年間約6万人、交通事故の約10倍の人が亡くなっていることを説明し、「突然、人が倒れたらどうする。突然心臓が止まったら3分以内に助けが必要。救急車が到着するのには約8分かかる。目の前で人が倒れたら…、皆が救いの手をさしのべること」と児童たちに話しかけた。その後、救急対応の仕方、校内のAEDの設置場所を確認した。
この日は、看護師11人も指導に当たり、子供たちは学習用の簡易AEDと人形を使い、心臓マッサージなどを体験した。
体験した児童は「心臓マッサージは大変だったが、しっかりできるようになりたい」、「救急車の到着に8分かかることを知ったので、その間、しっかりと心臓マッサージをしていきたい」「今日の体験を活かしていきたい」と感想を話した。
仰高小学校は、WHOセーフコミュニティ協働センターが推奨する「インターナショナルセーフスクール」の国際認証を受けており、日頃から、ケガ及びその原因となる事故、いじめ、暴力を予防することによって、安全で健やかな学校づくりを進めている。
»» BACK
|