待機児童ゼロ連続達成
「安心して子育てできる街」
共働き子育てしやすい街全国ナンバー1の豊島区。昨年は他自治体に先駆けて待機児童ゼロを達成したが、今年4月1日も待機児童ゼロを達成、2年連続での快挙となった。土地がなく保育施設用地の確保が難しい豊島区でのゼロ達成だけに価値がある。
高野区長の会見が3月29日に行われ、豊島区の保育園の現況と、今後の取り組みが報告された。「日本一の保育を目指し、今後も年間10園ペースで増設、的確な整備で待機児童ゼロを維持。他自治体のお手本となる」と高野区長。安心して子育てができる街として、さらに豊島区の魅力が発信できそうである。
豊島区は平成30年4月の国の定義に基づく待機児童はゼロで、2年連続で待機児童ゼロを達成した。29年度は認可園数で過去最大の13園（定員732名）を整備。潜在待機児童は5月末に確定するが、今年度は昨年度の135名を下回るとみられる。
また待機児童ゼロ維持への新たな取組みとして、「全国の自治体に先駆けて3月から豊島区独自の調査手法で保育ニーズを正確に把握するための調査」と、「東京都と豊島区の連携による認可保育園の設置」のふたつをあげている。
豊島区独自の保育ニーズ調査は、妊婦の方に保育施設の利用意向などを確認することで、区内エリアごとに必要な保育施設を設置する際の参考資料とするもので、5年に一度の国の調査だけは保育需要を正確に把握できない、これにより具体的できめ細かな施設整備がすすめられるとしている。
また東京都との連携による認可保育園の設置については、都有施設活用の保育所は都内初だが、池袋西口の豊島都税事務所の1階および地下1階を活用して認可保育園を設置するとしている。名称はグローバルキッズ池袋駅前保育園で定員20名となっている。昨年は豊島区役所内への設置があった。
»» BACK
|
