池袋はアートでいっぱい まちかど回遊美術館
「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が5月17日から30日まで開催される。オープニングセレモニーは17日(木曜日)午前10時30分から
(東京芸術劇場5階ギャラリー1前)。
「街のどこもが美術館」をコンセプトに、商店街・大学・企業・ギャラリー・パブリックスペースなど「まちかど」のあちこちに会場が点在する。池袋の街を巨大な美術館として回遊してもらうアートイベント。
池袋モンパルナス関連企画として、立教大学では鶴山裕司氏による「池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに」と題して特別講演会を企画している。また劇団銅鑼は“池袋モンパルナス”公演を東京芸術劇場で行う。
池袋モンパルナスの顕彰にとどまらず、その精神を伝承しようという取り組みで、池袋モンパルナスの画家の作品から、現代アート、マンガまで、幅広いジャンルの展示・イベントが企画されている。
若いアーティストの発掘と交流を目指して始まった特別企画「池袋アートギャザリング(IAG)公募展」は4年目を迎え、今年は約400名を超える応募からIAG審査員がジャンルや年齢を問わず選抜した作品が展示される。また昨年度IAGアワード受賞者は、会期中にプレゼンターのギャラリーで個展を開催。会期後半には東京芸術劇場ギャラリー1・2にて、これまでのIAG企画に参加経験のあるアーティストが「自由に生きる」をテーマに、「池袋回遊派美術展」を行う。公募展を通して街そのものが、様々な分野のアーティスト達が集い、表現し、その活動を広く発信する場となることを期待している。
池袋に30年住み続けた「推理小説家 江戸川乱歩」にスポットをあてた企画が今年は集結した。東武百貨店東武画廊をはじめ、大学・地元商店街・芸術劇場・商業施設それぞれの企画で展示・イベントを開催。
そのほかに池袋モンパルナス時代の画家展、池袋と関わりをもつ作家展、未来を担う学生や子ども達の作品展ほかイベントなど、街歩きしながら、多彩な作品を楽しむことができる。新池袋モンパルナスの風をお楽しみいただきたい。
1930年代から40年代にかけて、池袋西口周辺にはいくつものアトリエ村(アトリエ付住宅群)があり、多くの芸術家とその志望者たちが活動していた。その雰囲気は詩人で画家の小熊秀雄により「池袋モンパルナス」と呼ばれるようになった。
▼池袋アートギャザリング公募展
優れたアーティストを発掘し、交流の場を生み出すことを目的する公募展。
日時:5月17日(木曜日)~5月23日(水曜日)
午前11時から午後7時まで(最終日は午後4時まで)
会場:東京芸術劇場ギャラリー1・2
▼乱歩先生とわたし
池袋を代表する文化人であり、ミステリー作家の江戸川乱歩の小説を題材に現在活躍中のイラストレーターの方々が描き下した作品展。
日時:5月18日(木曜日)~5月24日(水曜日)
午前10時から午後8時まで(最終日は午後4時半まで)
会場:東武百貨店6F 1番地 美術画廊
▼熊谷守一美術館 33周年展
豊島区千早の熊谷守一美術館は33周年を迎え、毎年恒例の特別企画展として約100点の熊谷守一作品を展示。
日時:5月11日(金曜日)~6月24日(日曜日)午前10時半から午後5時半(金曜日のみ午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日※5月7日(月曜日)~10日(木曜日)、6月25日(月曜日)~28日(木曜日)は展示替え作業のため全館休館。
会場:豊島区立熊谷守一美術館(第1・2・3展示室)
観覧料:一般700円※区内在住、在勤の方は650円(本人確認書類が必要)、高校生・大学生300円、小・中学生100円、小学生未満無料。障がい者手帳提示で100円(介助の方1名無料)。
▼まちかどこども美術展
公募により集まった、区内小中高校の児童生徒による絵画・立体・映像作品約150点を展示。
日時:5月20日(日曜日)~5月27日(日曜日)午前10時から午後5時半まで(最終日は午後3時まで)
会場:豊島区本庁舎1階「としまセンタースクエア」
▼その他
展示・講演・街歩きイベント・ワークショップなど多数
東武ホープセンター地下中央通路内に総合案内所を設置、パンフレット等を配布する
日時:5月17日(木曜日)~5月30日(水曜日)午前10時から午後4時まで
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