子どもを受動喫煙から守る 同居者の禁煙外来治療費助成
「子どものための禁煙外来治療費助成」を開始~6月1日から定額2万円を助成~。胎児を含む子どもを受動喫煙による健康被害から守るため、豊島区は6月1日から、「子どものための禁煙外来治療費助成事業」を開始した。
妊婦本人及び妊婦や18歳未満の子どもとの同居喫煙者等で禁煙意思のある区民が禁煙外来を受診し、治療完了した場合に助成を行い、禁煙を支援するもの。禁煙治療は、申請後に郵送される、「禁煙外来マップ」に記載された指定医療機関で行う。
助成額は定額2万円で、他自治体と比較し手厚い助成となっているのが特徴。50名を定員としている。
そのほか、区内すべての公園を全面禁煙化する事業も10月1日から実施する。区内公園165か所中、喫煙が可能な66か所を段階的に禁煙化していく。また、店内全面禁煙の飲食店の店頭にステッカーを貼る登録制度を実施するなど、区では受動喫煙対策に力を入れている。
区の地域保健課長は「自分で受動喫煙を防ぐことが難しいお子さんを受動喫煙による健康被害から守るには、公共施設のみならず家庭内での対策も必要になる。それには同居の方の禁煙を推進することが効果的と考え、この制度をスタートさせた」と語っている。
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