連携プレーで命救う 池袋消防署長感謝状贈る
池袋消防署は7月30日、救急業務協力者(バイスタンダー)5人に対する消防署長感謝状贈呈式を行った。
6月22日11時40分ごろ、池袋駅地下通路にて男性が突然倒れ、心肺停止状態に陥っていたところを、通りかかった医師が発見し容態観察と胸骨圧迫を開始、付近の方に非常事態を伝達して、この知らせを受けた東武百貨店、東武セキュリティーの従業員複数名が119番通報とAEDの搬送や装着、さらには多くの通行人で混乱する救急現場を整理誘導するなど多くの善意と勇気ある人たちの救命の連鎖により、救急隊到着前に傷病者の呼吸、脈拍が回復した。
贈呈式には救急業務協力者5名のほか、直接会ってお礼を、と傷病者の家族2名も出席。傷病者のご家族は「助けていただき本当にありがとうございました。皆さんのおかげで現在は自力歩行するまで回復しています」と涙ながらに感謝の言葉を伝えるなど、出席した全員が改めて命の尊さと手を差し伸べる勇気の必要性を実感した。
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