2018年9月

第3224号 2018年9月05日号


中国は西安、韓国は仁川
 日中韓の代表都市正式決定


 第10回日中韓文化大臣会合が8月30日、中国ハルビン市で開催され、三か国の文化大臣の合意により、中国「西安市」、韓国「仁川広域市」と共に豊島区が2019年の東アジア文化都市に正式決定した。

 出席した高野区長は、「2019年、東アジア文化都市の開催に持てる力を十分に発揮し、知恵と工夫、そして汗をかいて中国、韓国の都市の関係者の方々と一緒になって必ずや成功に導いていくことをお約束します」と熱い意気込みを語った。

 中国西安市は、中国西北地方の政治・経済・文化の中心地。旧名は長安。紀元前11世紀から約2000年の間に秦、唐など12の王朝の都として栄え、紀元前3世紀には秦の始皇帝が万里の長城や壮大な墓を残し、墓を守る兵馬俑は西安最大の歴史遺産である。

 韓国仁川広域市は、韓国西北部の黄海に面した韓国を代表する港湾都市。2001年に開港した仁川国際空港によって新しい韓国の空の玄関口として、東北アジアの交通のハブ、国際物流の中心都市として注目されている。

 東アジア文化都市に決定した三都市は、2019年の1年間を通じて各都市の文化芸術を生かした様々な事業を開催し、都市間の交流・文化芸術による都市の発展を目指すとともに、東アジアの相互理解と連帯感の形成を図っていく。

 豊島区では「舞台芸術」「マンガ・アニメ」「祭事・芸能」の3つを柱として、様々な文化交流事業を池袋エリア中心に区内各地で展開していく予定。

 そして本事業の開催を多くの方々にPRするため、区が持つ豊富な魅力をアニメーションで伝えるプロモーション映像の制作をスタートさせた。豊島区在住の少女が、ある出来事をきっかけに、区の歴史と様々な魅力を発見していく様子を、実写を元にしたアニメーションの手法「ロトスコープ」で表現する。

 アニメーションを『花とアリス殺人事件』のアニメーション・ディレクターで、昨年『甘木唯子のツノと愛』でマンガ家デビューを果たしたアニメクリエイター久野遥子が、実写を『もらとりあむタマ子』などの代表作で、国内外の高い評価を受けており、11月23日に最新映画『ハード・コア』が公開される映画監督山下敦弘がそれぞれ担当する。

 11月に区内で行われるシンポジウムで、本プロモーション映像及び事業の詳細発表を予定している。


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