2018年9月

第3226号 2018年9月19日号


秩父市への移住促進
 髙野区長と久喜市長が共同会見


 高野之夫豊島区長と久喜邦康秩父市長の共同会見が9月11日、豊島区本庁舎で行われ、これまで両区市が話しあってきた生涯活躍のまちづくり(CCRC)事業について発表された。

 豊島区と埼玉県秩父市は、区から市への移住や二地域居住、自治体間交流を促進し、地域活性化と持続的な成長を目指していくとし、今回モデル事業として秩父市内にサービス付き高齢者向け住宅を整備し、豊島区の中高年齢者の移住を促す取り組み「花の木プロジェクト」をスタート、19年秋までに入居開始を目指すことになった。

 高野区長は「豊島区と秩父市の挑戦がいよいよ形となる。この事業を進めることで、両自治体のみならず全国の元気につながると確信している」と、また久喜市長は「これからは地域包括ケアとして福祉関係や健康増進まで両自治体の関係を広げていきたい。今回の事業がその第一歩だ」と述べた。

 整備される高齢者住宅は、西武秩父駅から徒歩約十五分の「市営花ノ木住宅」(同市上町)の未利用地に建設。木造二階建て延べ八百六十平方メートルで、一人用居室十六戸、一~二人用二戸、二人用二戸の計二十戸を設ける。入居対象者は六十歳以上を予定し、敷地内にさまざまな福祉サービスを提供する別棟も建設する。入居者の負担額は家賃や共益費などを含み十万円以下の予定で、来秋以降の利用開始を見込んでいる。

 移住後は秩父市民となるが、移住したとしても豊島区の施設を利用できるほか、介護保険サービスと保険外サービスを一体的に受けられる「選択的介護」など、豊島区の仕組みを継続して利用できるようにするとしている。


»» BACK

«« Go to TOP


トップページ バックナンバー 豊島区の選挙 紙面で見る
区民の歴史
リンク集 豊島新聞について

豊島新聞綱領

本社事務所
〒170-0013
豊島区東池袋
1-21-11
オークビル5F

豊島新聞は
毎週水曜日
発行です

民の情報紙

株式会社
豊島新聞社

豊島新聞
TEL
3971-0423
FAX
3986-4244
情報・投稿
購読申込み
購読料
3ヶ月2,700円