街の回遊性向上のため 池袋東口でICT活用して実証実験
池袋駅の来街者等は、休日のサンシャイン60通りに一日あたり17.1万人が集中し、別の通りは4.7万人程度にとどまっており、まちの回遊性の向上が課題となっているが、豊島区は池袋東口エリアで10月24日から 11月30日までICT(情報通信技術)を活用した実証実験を行っている。
今回の実証実験は、こうした人の密度や流れをリアルタイムで分析し数値化することで、混雑の原因を分析し、混雑回避につなげることがねらい。
実験では、池袋東ロエリアの3か所にカメラを設置し、AIを利用した画像解析により歩行者の密度や流れを高精度に把握し、混雑の原因を分析する。
また、今回の実験ではプロジエクションマッピングを利用した歩行者誘導の効果検証も実施する。11月下旬の 3日間に駅前のピルの壁面でプロジエクションマッピングを実施することで混雑するサンシャイン60通りから歩行者を誘導し、効果を検証する。
なお、今回の取り組みは、国土交通省が公募した人工知能(AI)・IOT等のICT(物のインターネット)関連の先進的技術を活用したスマートシティの推進事業の一環。豊島区 の他日本交通計画協会、日本電気(株)、(株)トーニチコンサルタントが参画して設置した 「国際アート・カルチャー都市としまスマートシディ協議会」が実施する。
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