2018年12月

第3236号 2018年12月05日号


未来語る「新生大塚元年」
 大塚まちづくりシンポジウム


 地元の念願だった大塚駅自由通路開通にはじまり南口駅前の整備、星野リゾートの進出、さらに北口駅前整備、ホテル等建設など勢いつく大塚で、南北通路開通10周年の節目に将来の大塚の街づくりを語る「大塚まちづくりシンポジウム」が12月2日午後7時から南大塚ホールで開催された。参加者は150人。豊島区・大塚駅周辺を考える会・大塚駅北口連絡会の共催。

 メインは高野区長、大塚北口商栄会の菊池会長、大塚駅周辺を考える会の城所事務局長、星野リゾートOMO5の磯川支配人の4人がそれぞれスライドを使っての基調講演。

 高野区長は、豊島区がすすめる国際アートカルチャー都市構想、来年の東アジア文化都市事業、そして「人間優先の基盤整備」としての三つのモニュメントと緑の環境を重視した大塚北口整備計画について語った。

 菊池氏は戦前からの主に大塚北口の商店街の変遷紹介するとともに開発の進む現状を「新生大塚元年」と表し、「池袋とかかわりを持ちながらも大塚の良さを創っていき、地元も来街者も安心できる街にしていきたい」。城所氏は、昨年に完成した南口駅前広場・トランパル大塚の活用を中心に、大塚駅周辺を考える会や南大塚都電沿線協議会の活動実績など紹介。「地元の意見がほぼすべて取り入れられた広場が完成して、阿波踊り、よさこい、フラ、いちょう祭りなど大塚の元気を発信しております。今後は運営団体の法人化でますます活動の充実を進めてまいります」、毎朝のラジオ体操やバラ花壇の拡張の話も。磯川氏は、星野リゾートのみつけた大塚の魅力として、宿泊客にユニークな街歩きサービスを提供するオモレンジャーの視点で、都電、個性あふれる商店街、昭和レトロの雰囲気、日本酒の聖地、クラフトビール、花街ナイトカルチャ―――などの紹介。4氏とも独自のスライドを使っての講演で、好評だった。

 引き続き、基調講演の4人に地元大塚をはじめ各地で活躍するアーティストの伊藤さやか氏を交えて大塚の未来について自由に語り合うトークセッション。

 菊池氏「住みやすく活気ある来訪者にやさしい街に」「町会、商店会が温度差なしに一致協力できる環境を」「北口整備でシンボルができる、期待は大きい」、城所氏「活性化というと商業ばかりに目が行きますが、大塚の良さはなんといってもヒューマンサイズ。そこを大切にしてゆきたい」、磯川氏「昭和レトロの大塚の街らしさ、温かい商店街など残した街づくりであってほしい」、伊藤氏「イベントであふれる大塚の街、国際的なイベントなど増やしていただきたいですね」、高野区長「大塚の街にとって画期的なシンポジウムとなった。北と南が心ひとつに街づくりに取り組む、今日の主役は北の菊池さん、南の城所さん。次世代につながる街づくりを進めていきましょう」としめた。


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