2018年12月

第3236号 2018年12月05日号

西部氏遺族100万円寄付

　先月17日に亡くなった前東京商工会議所豊島支部商業分科会長の故西部善之氏（中越自動車用品㈱会長＝本社・長崎3）の長男・孝之氏（同社代表取締役）と三男・年実氏(同常務取締役）が12月3日、豊島区役所を訪れ、故人の葬儀委員長を務めた高野区長に御礼とともに、区に100万円を寄付した。渡辺建設(株)の渡辺裕之代表が同席した。

　故人善之氏のどのような場面でも中小企業発展のため声高に訴え続けてきた姿に感銘をうけた経営者は数多い。昭和9年生まれ。昭和35年、中越自動車用品㈱の前身である中越商会開業、一代で年商25億の会社に成長させた。高卒の学歴だったが、65歳の時に一念発起、日本大学経済学部受験し合格、年の離れた同級生たちと学生生活を謳歌。そののちも向学心は衰えず日大卒業してすぐに立教大学院にすすみ71歳でMBAを取得した。このとき現役社長で大学院生として芝浦工業大学で講演会を行っているという。5年前ガンが発覚、余命5年の宣告を受けたが「わが人生に悔いなし」の生き様だったと。享年84歳。

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