池袋大仏拝観と小唄 伝統の池袋和服散歩の会
伝統の池袋和服散歩の会は観光協会女性部と合同で12月9日の日曜日、今年8月に本堂の建て替えとともに池袋大仏を建立して池袋の名物スポットとなっている池袋東口すぐの仙行寺(南池袋2-20)を訪れ、「池袋大佛様拝観と、小唄鑑賞と懐石料理の会」を開催した。
散歩の会は観光協会副会長で同女性部長の平山知子さんが池袋を盛り上げようと主宰。12年前から活動をはじめておもに豊島区内の和服散策&食事や地域の盆踊りなどで元気な豊島区づくりに貢献、今回が30回目の事業になる。
この日の参加者は47人、ほとんどが女性で約半数が艶やかな着物姿だった。まず本堂1階で天空雲に乗った約4メートルの大佛様に祈りを捧げ、8階の庭園付きの大広間に。晴れた空に目前の区庁舎、サンシャイン60、眼下には南池袋公園と秋の日の再会に会員から歓声が上がった。庭園にはサクラが2輪咲き残り喜ばせた。
小唄鑑賞では日本小唄連盟の若樹賞受賞、またNHKテレビ・ラジオで活躍している扇流家元よし和師匠の小粋な芸をたっぷり。祝い、人の世の喜びと悲哀、季節そして得意な粋筋の小唄が一時間。時の過ぎるのも忘れて聞き惚れて、最後に「梅は咲いたか」を合唱してお江戸情緒を堪能した。
仙行寺の一行のお世話役を務めた朝比奈安成院首(前の住職)も小唄「夜の雨」を披露。院首は2年前からとし和師匠のもとで習い始めて、今は名取「和奈利」。月2火曜日によし和師匠の小唄教室が仙行寺で開かれている。
そのあと、会場を隣りの沙羅ホールに移して会食。高野之夫豊島区長、近江観光協会会長、朝比奈安成院首・文遂住職の挨拶の後、懐石料理に舌鼓、会員同士久々の話に花が咲いた。一行のなかにはJR池袋駅の田中駅長や雑司ヶ谷七福神の会の渡辺会長も。
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