「トキワ荘」来年3月オープン 寄付金は2億7千万円超え
現代マンガ・アニメの礎を築いた巨匠が、青春の日々を過ごした南長崎にあった伝説のアパート「トキワ荘」再現プロジェクト「(仮称)マンガの聖地としまミュージアム」についての高野区長の記者会見が1月11日午後、豊島区役所で行われ、1月15日着工、来年3月22日オープンのスケジュール等が発表された。
同ミュージアムは南長崎花咲公園(南長崎3-9-22)内に、昭和57年に解体されたトキワ荘を再現した外観で設置される。1階にトキワ荘やマンガ関連の書籍、デジタル映像、漫画家メッセージ・イラスト等の展示、企画展示室、2階はトキワ荘ゆかりの漫画家の部屋を再現。常設展示室・記念撮影スポットとなる。施工は地元の渡辺建設㈱となる。
区はこのプロジェクトを進めるにあたり、ふるさと納税制度を利用して全国から寄付金を募っているが、現在寄附金は、個人・法人合わせて670件2億7800万円を超え、予想を超える協力があった。敷地内には3万円以上の寄付者の銘板が設置されることになっている。また3月1日に寄付者への感謝状贈呈セレモニーを開催するとしている。
会見には長年にわたってトキワ荘再現を進めてきた地元のとしま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会の足立菊保会長と羽場宏祐幹事長、それに寄付者の代表としてビックカメラの宮嶋宏幸代表取締、東京信用金庫の神村健一事業支援室長が同席した。
高野区長は「このミュージアムがマンガ文化の発信・継承拠点施設として、多くの来館者に末永く愛される施設となるよう、熱意を持って取り組む。マンガ・アニメの楽しさを発信する空間として、周辺地域も含めて人々を楽しませるまちづくりを地域と一体となって推進していく」とコメントした。写真は高野区長ら同席者による記念撮影
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