2019年2月

第3244号 2019年2月20日号


「としま新時代」幕開け
 高野区長招集あいさつ


 平成31年第1回豊島区議会定例会が2月13日開会した。会期は3月22日までの38日間。初日、招集あいさつに立った高野区長は①平成31年度当初予算案、②東アジア文化都市、③総合的な高齢社会対策と健康づくり、④子どもと女性にやさしいまちづくり、⑤安全・安心ーーについて述べた。その中から「東アジア文化都市」「総合的な高齢社会対策と健康づくり」(2面に)掲載する。

 ■東アジア文化都市開幕

 2月1日の開幕式典には、東アジア文化都市を共同で主催いただきます、浮島智子文部科学副大臣、宮田亮平 文化庁長官にご出席いただきました。

 また、2019年の東アジア文化都市開催都市として、西安市から、徐明非 西安市政府副市長、仁川広域市から、朴俊夏 副市長のご臨席のもと、ご来賓として、林芳正 前文部科学大臣、山口那津男 公明党代表、小池百合子 東京都知事、程永華 中華人民共和国 大使館 特命全権大使、黄星雲 駐日韓国大使館 韓国文化院 院長、さらに、多くの国会議員、都議会議員の皆さま、特別区からは西川太一郎 特別区長会会長、議長の皆さま、そして、久喜邦康 秩父市長はじめ友好都市の首長、議長の皆さまなど、多くのご来賓の皆さまをお迎えして、華々しく開催されました。

 当日、会場となった2,000席の東京芸術劇場コンサートホールは満席で、席が空くのを待つ方の姿も見受けられました。

 現在、一万人で歌う「わたしは未来」プロジェクトとして、区内の公立小・中学校のすべての児童・生徒が、「わたしは未来」の練習に取り組んでいます。開幕式典のオープニングでは、子どもたちの代表として、公募による小学生など総勢150名が合唱し、会場内に感動を与えてくれました。そして、本区の名誉区民であり、人間国宝の野村萬 氏による、迫力ある奏上が続きました。その後の3か国のパフォーマンスは、それぞれの国の文化の深みを感じさせる内容であり、また最後にスペシャルゲストとして登場した、アニメソング界の帝王、水木一郎 氏の歌声で、会場の熱気は最高潮に達しました。

 東アジア文化都市の開幕は、同時に「としま新時代」の幕開けを告げるものでもあると考えております。11月24日の閉幕式典までの間、様々な文化プログラムを通じて中国・西安市、韓国・仁川広域市との交流を深め、この事業を必ずや成功に導いていく所存であります。

 ■池袋PRアニメ

 株式会社アニメイトと共同で制作を進めてまいりました「池袋PRアニメ」の本編が完成し、1月17日に完成披露発表を行うとともにインターネット配信をスタートいたしました。

 この間、制作に携わっていただいた多くのスタッフの皆様、実行委員会の皆様には心から感謝申し上げます。

 株式会社アニメイトの阪下實社長と行いました、完成披露の共同記者会見には、髙津幸央 監督、キャラクター原案を制作した蒼茉ゆるさんにもご出席いただき、アニメや池袋についての思いをお話しいただきました。

 この「池袋PRアニメ」は、「誰もが主役になれる街・池袋」をテーマにしたストーリーです。インターネットでの配信、海外を含むアニメイト全店での上映のほか、1月19日から23日には、海外出展として、台北国際動漫節に出展しました。今後も、国際的なイベントに、積極的に出展していきたいと考えております。

 ■東アジア文化都市記念事業の進捗

 今月、33階のハレザタワーが上棟し、約160メートルのタワーは、池袋駅の西口や北口などからも見て取れるようになりました。池袋の新たなランドマークが、またひとつ誕生しつつあります。

 ハレザ池袋の整備は、建築のほか、中池袋公園の改修、近接した道路工事を同時に進行しております。周辺の方や歩行者の方々などに対して、安全・安心を念頭におきながら確実かつ万全の体制にて進めてまいります。

 4つの公園について

 現在、「池袋西口公園」の仮囲いには、「東アジア文化都市の記念事業」や「池袋PRアニメ」、「わたしらしく、暮らせるまち」といった事業の紹介を、ラッピングにより掲示しております。2月1日の「東アジア文化都市」の開幕式典の際にも、沢山の来賓の方々に、区の取組みを紹介することが出来たと思います。

 公園の完成は今年の10月末で、11月16日にオープンする予定です。国際アート・カルチャー都市の実現に大きく寄与する事業として、工事が着実に進むよう取り組んでまいります。

   造幣局跡地の防災公園について
 防火樹林やヘリポートとしての活用、救援物資の集配拠点等といった防災機能に加えて、明るく開放的なカフェやシンボルとなるイチョウ並木、様々なイベントが可能な6,000平米の芝生広場等を整備し、魅力的な公園となるよう計画を進めています。本年の4月から工事の着手を予定し、平成32年の春にはオープンを予定しています。

 真っ赤な電気バスについて
 このバスの愛称について、昨年12月に公募を行い、72名の方からいただいた応募作の中から、選定委員会で厳正な審査を行い、「イケバス」と決定いたしました。このバスのイメージに合って、わかりやすく、親しみのもてる愛称であると考えております。

 2月1日には、東アジア文化都市オープニング・イベントにおいて、水戸岡鋭二 氏にデザインしていただいたロゴを入れた車両実物大の横断幕を掲示し、広くお知らせしたところです。豊島区の魅力と価値をさらに高めていく装置として、11月の導入に向けた準備を確実に進めてまいります。

 (仮称)マンガの聖地としまミュージアムについて

 ミュージアムの整備・運営費用に充てるため、昨年2月から開始したトキワ荘関連施設整備寄附金は、全国の多くの方からご支援をいただき、2月8日現在、714件、2億7,987万8,331円ものご寄附を頂いております。寄附は、皆さんのまちに対する「思い」や「心」を募る行為であります。今回の経験を活かしながら、本区に寄附の文化が定着するよう精力的に取り組んでまいります。

 また、ミュージアム整備については、平成32年3月22日のオープンを目指して、1月15日より建築工事に着手しました。

 大塚駅北口周辺のリニューアルについて

 昨年7月に基本計画を策定し、住民説明会を開催し意見を伺ってきました。多くの意見や要望のあった植栽計画を大幅に見直し、現状以上の高木を植栽することといたしました。北口のシンボルツリーであるヒマラヤスギも残します。

 現在、地域のみなさまのご要望の高い、トイレの再整備、都電とのアクセスを向上するためのコインロッカーの移設や屋根の設置についても関係機関と最終の詰めを行っております。


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