2019年2月

第3244号 2019年2月20日号


街の安全安心願う
 池袋四面塔尊稲荷初午祭


 池袋のパワースポットとして注目を集めている池袋東口駅前公園の一角にある四面塔尊で2月14日午後、地元奉賛会(服部洋司会長=池袋東口美観商店会長)の人たちによって稲荷大明神の初午祭が行われた。

 池袋東口駅前の大型店舗・西武百貨店、パルコ、ビックカメラ、池袋ショッピングパークや東京信用金庫、巣鴨信用金庫、また池袋駅長らの関係者多数が集まり、雑司が谷・法明寺の近江正典住職のもと、商売繁盛、家内安全、交通安全など祈願した。磯区議会議長、星区議も出席した。

 恒例となっている法要後の近江住職の法話では、親が我が子を殺すなど悲惨な事件が目につくとして「仏教には『同悲』という言葉があります。悲しみを同じくするということは、他人事にしないで、自分のこととして考え、行動していくということ。常に同悲の心をもって社会を作っていけば、安心、安定した社会が実現することになります。同悲の心を忘れずに」と諭した。

 四面塔尊には地元奉賛会の皆さんが3・11震災復興と街づくりへの思いを「命の言葉」として月替わりに張り出している掲示板「心のともしび」が設置されている。四面塔尊の縁日は毎月12日。

 池袋四面塔尊は今から約二百八十年前の享保の頃、一晩で一七名の辻斬残骸があり、この不祥事を憂いて、池袋村民有志六十四人が雑司ケ谷・法明寺に供養をお願いし、石塔を建立して無縁仏の霊を供養したもの。稲荷は稲作の神様、そのことから商売繁盛の信仰が根付いた。またキツネは田んぼや畑を荒らす小動物を駆除してくれることから神様の使いとして扱われるようになったという。

【池袋四面塔尊奉賛会】
会長=服部洋司、世話人=津島徳男、清水泰子、石井浄丈、菅澤省吾、宮田知典


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