2019年3月

第3248号 2019年3月20日号


上伊那福協と応援協定
 フロンティアが災害時広域連係


 豊島区を中心に福祉事業を行う社会福祉法人フロンティア(水島正彦理事長)と社会福祉法人上伊那福祉協会(平澤豊満理事長)が3月13日、特別養護老人ホーム利用者等、災害時の要配慮者を円滑に支援するため、「非常災害時における相互応援に関する協定」を締結した。

 今回の広域連携の確立により、災害時の食糧や物資の提供のほか特に介護職員及び医療職員等の派遣など、大規模災害後の避難時の二次災害等を防ぐ応援体制が一層充実することとなる。自治体間で非常災害時における相互応援に関する協定を締結した例は多数あるが、今回のように全国的にみても社会福祉法人同士の災害時の相互応援協定の締結は例を見ない先進的な取り組みという。

 今回の締結にあたっては、水島理事長が前職の豊島区副区長だった十数年前から親交のあった平澤理事長(元箕輪町長)に広域連携を打診、これまで協議を重ねてきた。調印式は池袋西口のホテルメトロポリタンで水島、平澤両理事長と主要職員らが出席して行われた。

 調印を終えて、水島理事長は「災害時の応援協定にはいろいろなものがありますが、なんといっても介護士の応援に意義がある。いざ災害の時に特別養護老人ホームの様子を知っている人たちが応援に駆けつけてくれるということは誠に心強い。今後とも両施設の人事交流、情報交換を通して連携を強めていきたい」と話した。

 また平澤理事長は水島理事長とのご縁に感謝すると話し「どんなことが起ころうとも利用者が安心安全であることが我々の使命。あまり近くと応援協定しても機能しないときもある。今回の豊島区との広域連携はそういう意味でもとても意義がある、昨今のいつ起こるかわからない災害に備えて、今回の締結を大変うれしく思っております」と。  締結の趣旨は「大規模災害時、高齢者や障害者等の要配慮者への支援には、専門のノウハウを持った職員による迅速な対応が必要となると想定される。そのため、東京都豊島区と長野県伊那市の社会福祉法人が協定を締結し、広域連携で相互に物資や職員の派遣等の応援を行う態勢を確立する」というもの。


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