2019年7月

第3262号 2019年7月17日号


東池袋交通事故の慰霊碑設置
 費用は全国から募金で


 豊島区は7月12日、オール豊島のもと、豊島区生活安全協議会、セーフコミュニティ推進協議会、総合高齢対策推進協議会の3協議会合同会議を豊島区役所センタースクウエアで開催、区の地域の安全安心への対策・取り組みなどが報告された。

 席上、高野区長から今年4月に東池袋で起きた高齢ドライバーによる母子死亡事故をうけ現場に事故の教訓を伝える慰霊碑の設置計画が明かされ、満場総意のうえ準備がすすめられることとなった。

 慰霊碑は現場のすぐ近くにある東池袋の日出町第二公園に設置される予定で、区は遺族と相談しながら詳しい内容を検討した上で、事故から1年となる来年4月までには完成させたいとしている。

 設置にかかる費用は全額を豊島区はもちろん全国からの募金でまかなう方針で、募金の目標額を1000万円としている。7月16日から9月末にかけて、区の施設などに募金箱を設置するほか、インターネットを通じて募金先の口座番号を公開し、広く協力を呼びかけるとしている。

 会議終了後、慰霊碑設置の記者会見にのぞんだ高野区長は「この事故は高齢者ドライバーの課題も含めて、日本全国に衝撃が走った事故と思っています。豊島区民がこの事故を我が事として受け止めること、また、永遠に風化させてはいけないという思いから慰霊碑の設置を決意しました。設置にあたり、全国に広く募金という形で皆様に協力を呼びかけていきます。ご遺族のご意向を最優先とし、安全・安心な社会を作る決意と願いを込めて、取り組みを進めていきます。全国の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます」とはなしている。

 また、慰霊碑の設置にあたり、亡くなった松永真菜さんの夫など遺族が「温かいお心遣いをいただき、心より感謝いたします。悲しみや悔しさにさいなまれる日々の中で、力強い後押しをしていただいたと感じました。妻と娘も天国で喜んでいると思います」と感謝、その上で「妻と娘のような交通事故による犠牲者と、悲しむ遺族がいなくなることを心より願っております。交通事故の根絶と、犠牲となった2人を忘れないでほしいとの思いを込めて、慰霊碑建立へのご協力を皆さまどうぞよろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。

 募金方法
 ①特設口座への振り込み。みずほ銀行池袋支店普通口座3051247東池袋自動車事故慰霊碑設置支援金
 ②区内各施設への簿募金箱の設置。地域区民ひろば、地域文化創造館、図書館、体育施設、本庁舎、東部・西部区民事務所。
 ③指定窓口へ持参。本庁舎、東部・西部区民事務所。


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