秩父市に"としまの森" 豊島区・秩父市で森林整備協定
豊島区の森林環境譲与税を活用し、36年間にわたり交流を続けている秩父市に「としまの森」を整備することにより環境交流事業を始めることとなった。
高野豊島区長と久喜邦康秩父市長が出席して合同記者会見が7月10に行われ、豊島区と秩父市は、森林整備に関する協定を締結し、豊島区の森林環境譲与税を活用し、姉妹都市・秩父市の市有林の整備に着手すると発表された。
協定期間は令和元年7月10日から5年間で、1.89haを自然体験のフィールド「としまの森」として整備する。初年度は0.5haを整備予定で、駒込発祥のソメイヨシノ20本、区の花ツツジ40本の植樹や除伐、下草刈りを予定している。
今後、秩父市NPOがガイドを行う自然観察会や秩父市ボランティア団体との植樹活動等や.環境交流ツアーの実施(10月19日・20日には、区内在住、在勤、在学者 35 名対象に除伐や丸太切りが体験)など企画。して区内では体験出来ないダイナミックな自然体験を通じて区民への環境意識の向上を促進するとしている。
高野区長は「これまで豊島区は、環境への取り組みとして、2009年に「グリーンとしま」再生プロジェクトを立ち上げ、「いのちの森」、「学校の森」づくりを始め、10年で10万本の植樹を達成した。今後は、区内に留まらず秩父市において森林整備を行うことで、地球温暖化対策の推進や区民の皆さまへの環境教育の促進を図っていく。「としまの森」づくりを通じた秩父市との協定事業により、豊島区と秩父市のさらなる環境施策の推進と相互の都市交流が活性化されることを期待している」と話している。
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