ミステリー作家展 9月14日まで池袋西口・郷土料理資料館
池袋西口の豊島区立郷土資料館(としま産業振興プラザ7階、西池袋2-37-4)で、区ゆかりのミステリ作家たちのエッセイや写真などから、豊島区での彼らの生活や、池袋のまちの風景の移り変わりをたどる企画展を開催している。9月14日まで。毎月休館。
江戸川乱歩、大下宇陀児(おおしたうだる)、飛鳥高(あすかたかし)、泡坂妻夫(あわさかつまお)ら区ゆかりの作家と、雑司が谷を舞台にした京極夏彦の作品『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)の関連資料約120点を展示。ミステリ作家たちによって書かれた豊島区を一望することができる。
また、江戸川乱歩の孫である平井憲太郎氏のインタビュー映像を放映。祖父との思い出や、池袋での暮らしについて語られており、乱歩の素顔がうかがえる貴重な資料となっている。
さらに、企画展に合わせ図録、手ぬぐい、缶バッジのオリジナルグッズも販売。手ぬぐいは本展で取り上げる作家5人の落款をデザインに使用したものと、江戸川乱歩の言葉をデザインしたもの2種、缶バッジは区ゆかりの4人の作家たちのエッセイから印象的な一文を引用している。
担当者は、「豊島区ゆかりのミステリ作家たちの資料がこれだけ集まるのは初めてです。今回は特に作家のアルバムや愛用品を多くお借りして展示しているので、作品からは見えない作家たちのリアルな生活の様子がうかがえる展示になっています」と話している。
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