ラオスとバスケ交流 用具やユニフォームなど贈る
豊島区バスケット協会(宗田昭弘理事長)は日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロウ(SFT)」のもと、ラオスと交流をスタートさせ、バスケットボール用具寄贈プロジェクトなどを進めている。
8月17日には豊島区バスケット協会からラオスバスケット連盟への贈呈式がラオスの首都・ビエンチャンで子ども、指導者、保護者ら約100名ほどが参加して行われ、同協会が子どもたちからシニア世代までの約2100名の会員から集めたバスケット用具が贈られた。この模様は現地新聞でも報じられた。現地に赴いた豊島区バスケット協会の渡邉星廣さんから報告が届いたので紹介します。
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【渡邉星廣・記】8月17日、ラオスの首都ビエンチャンで、NPO法人豊島区バスケットボール協会による贈呈式を行いました。寄贈品については、当協会の呼びかけで集まった、使われなくなったユニフォームやボール、子どもたちからの心のこもった手紙を添えて贈呈しました。
現地の子どもたちからも、お返しのお手紙をたくさんいただきました。
式典は、ビエンチャン市内にあるメディカルリハビリテーションセンター内の体育館で行われ、ラオスバスケットボール連盟の協力のもと、ラオボーラーズバスケットボールアカデミーに中古ユニフォームやボールなどを贈りました。
式典後には、現地の子どもたちによるエキシビションゲームが行われ、会場は大いに盛り上がりました。最後には、子ども達全員でフリースロー大会を行い、参加賞としてTOSHIMAとLAOSの文字が入ったシリコンバンドを全員にプレゼントしました。
現地責任者からは、豊島区バスケットボール協会による多大なる支援に心より感謝申し上げるとの謝辞がありました。また、寄贈されたバスケット用具は、新たにアカデミーが創設される、ラオス中部ボリカムサイ県パークサン郡に寄贈されることも公表されました。
このように豊島区の皆様からバスケットを通した支援、子どもたちの国際交流がなされたことは、ラオスの現地新聞に取り上げられ、大きな反響の声が寄せられています。
参加者からは、いつか日本の豊島区に行ってみたい、日本の床が滑らない体育館でバスケットシューズがキュッキュと鳴る音が聞いてみたいなどそれぞれの思いが聞かれました。
バスケットを通じた両都市の子どもたちとの国際交流は、すでに始まりました。今回、バスケット用具の寄付や募金に協力して、ラオスの子どもたちのバスケット支援に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。こうした取り組みを豊島区から発信していきたいと思います。
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