池袋消防署 広報にマンガ活用
池袋消防署では、秋の火災予防運動に伴う広報紙発行で、管内に住む紫雲荘プロジェクト第三期生の髙橋和希さんに表紙絵及び4コマ漫画の製作を依頼した。
マンガ界の第一人者である手塚治虫氏や藤子・F・不二雄氏、赤塚不二夫氏らが若手時代を過ごしたとされるトキワ荘が池袋の南長崎地域にあり、赤塚氏がトキワ荘と同時に仕事場として借りていた「紫雲荘」はまだ現存している。この紫雲荘を活用し、町の地域文化の継承・発信、そして、マンガ家のタマゴを応援する豊島区と地域の共同事業が「紫雲荘プロジェクト」。
今回は、表紙に今年11月16日にリニューアルオープンする池袋西口公園グローバルリングと東京芸術劇場を背景に、消防職員と地域の皆さんが肩を組み連携して災害に立ち向かう様子を、また4コマはこれからの時期に使用が増える暖房器具の取扱いについて描いている。
豊島区では、2月1日から11月24日まで、「はらはら、どきどき、文化がいっぱい。」をスローガンとし、文化芸術イベント等で文化交流を図る国家的プロジェクトである「東アジア文化都市2019豊島」が開催されており、「マンガ・アニメ」を柱の1つとして掲げている。池袋消防署では「今回の作品で事業の盛り上げに寄与するとともに、消防の親しみやすいマンガを活用して、地域の方に火災予防を呼びかけていく」としている。
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