豊島の新たな文化の幕開け 「ハレザ池袋」オープン 区立芸術文化劇場、としま区民センター
来年夏に本格開業する東京・池袋の複合商業施設「ハレザ(Hareza)池袋」の中核施設となる「豊島区立芸術文化劇場(東京建物ブリリアホール)ホール棟」と「としま区民センター」が1日にオープン、盛大にオープニングセレモニーが行われた。ホール棟には客席数1300のホールなど4つの劇場が入り、「国際アートカルチャー都市」をめざす豊島区の文化発信の中核となる。
「としま区民センター」は、多目的ホールやキッチンルーム等の貸出施設、パブリックスペースとして女性にやさしい「トイレ&メイクルーム」、親子で遊べる「パパママ☆すぽっと」等を有している。カーボンオフセット等で協定を結んでいる秩父市の木材を随所に使用しており、秩父産木材活用記念プレートの除幕式が行われた。
「Hareza池袋」オープニングセレモニーには小池都知事、山口公明党代表、野村萬・豊島区名誉区民の野村萬氏らが来賓として出席。高野区長は「国際アート・カルチャー都市のシンボルとなる『Hareza池袋』が、晴れてオープンの日を迎えました。令和の幕開けとともに、豊島区の新時代がスタートするこの記念すべき日を、豊島区の歴史に、そして区民の皆さんの記憶に刻み、次の世代に伝えていきたいと思います」とあいさつ。
また小林紀子バレエ・シアターの華麗なステージや、ミュージカルなどで活躍する女優の島田歌穂さんとピアニストの島健さん記念コンサートが披露された。コンサートでは、同区に住んでいたこともあるという俳優の石丸幹二さんがスペシャルゲストで花を添えたほか、式典後には、東京建物の主催で芸人の斎藤司さん、ゆりやんレトリィバァさん、声優の蒼井翔太さんらを招いた記者発表会も行われた。
ハレザ池袋は池袋駅東口の豊島区旧庁舎、豊島公会堂跡地にオフィスや劇場、公園、映画館などを整備する区と東京建物、サンケイビルによる再開発事業。映画館が入る「ハレザタワー」が来年完成し、来年7月から本格開業となる。
この日は、池袋の主要スポットを巡る電気バス「IKEBUS」の出発式が中池袋公園で行われ、通常の赤色の車体のほか、1台のみ黄色を採用している車体も初めて披露された。
11月2日から3日にかけて、Hareza池袋のオープンを記念し「池袋アニメタウンフェスティバル」が開催され、中池袋公園に設けられた特設ステージでの様々なイベントとともに、ハレザ池袋周辺は終日大勢の若者であふれた。3日にはブリリアホールでドアンゴプレゼンツ小林幸子コンサートも開催された。
また、11月16日には池袋西口公園に野外劇場がオープン、池袋の街は大きく変わろうとしている。
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