2020年1月

第3282号 2020年1月01日号


池袋御嶽神社改修
 奉賛金の呼びかけ始まる


 池袋西口一帯(池袋・西池袋・目白一部)の鎮守で、池袋ふくろ祭りの神輿渡御でもおなじみの池袋三丁目の御嶽神社は「令和の御大典記念事業」として境内環境の整備計画が進み、そのための昨年末に奉賛会の田中豊会長ら役員が神社で早山彰宮司を交えて会合を持ち、出来上がったばかりの趣意書が配布されて、いよいよ奉賛金の呼びかけが年明けから本格化することとなった。

 池袋御嶽神社は前面にみたけ通りが開通(平成30年3月)するなど周辺環境が大きく変化しているものの境内所施設の老朽化が進み、とくに境内外周の玉垣は昭和3年のもので、造営以来90余年を経て耐震性に大きな懸念がもたれていた。

 記念事業の概要は、第1期として玉垣改修・参道敷石工事・諸改修、第2期が社務所改修・境内環境整備・町会神輿蔵改修で、募金期間は令和5年3月、目標は3億円となっている。

 奉賛会役員は、会長―田中豊氏、副会長=谷口嘉章氏、中澤佑二氏、会計=三本木勝男氏、松村捷二氏、監査=加藤安司氏、早山彰氏、理事=岸野清隆氏、岩田甚一氏、神谷一彦氏、松本寛司氏、恩田賢司氏、藤丸紀男氏、厚木康章氏、加藤竹司氏、田中稔氏、齋藤泰子氏、木内晴一氏、国府田光次氏、岩田信男氏、宮頭=小久保敏雄氏。


 【池袋御嶽神社由緒】
 鎮座の年代ははっきりしていないが、第百六代正親町天皇の御世天正年間(1573~1592)頃といわれ、その百年後の貞享四年(1687)に社殿創建(岸野六之助氏の調査)といわれる。

 また、古老の話によると武田勝頼(1546~1583)の家臣団が甲州より池袋の地に逃れ、持参してきた神宝でこの地に神社を造営したという伝承も残っている。爾来池袋下上の丘に鎮座し池袋駅西口一帯(池袋・西池袋)の鎮守の社として崇敬されてきた。

 嘉永六年(1854)に社殿が造営され、幕末明治期には絵師 堤等川による大絵馬が数面奉納されている。昭和13年(1938)には村社に社格が昇格し、社名が三嶽神社から御嶽神社に改称される。

 昭和34年(1959)社殿改築 昭和39年(1964)本殿増設 昭和45年(1970)社務所改築 昭和46年(1971)神楽殿を移設・神輿庫の新築・手水舎参道を整備する。昭和62年(1987)宮神輿・宮神輿庫が奉納され、平成元年(1989)由緒板、平成5年(1993)には鳥居が奉納、平成14年(2002)梟親子像が設置された。


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