2020年3月

第3293号 2020年3月25日号


週末は"こぼれ桜"?
 豊島区の桜スポット


 今年もソメイヨシノ発祥の地・豊島区駒込で、ローカルな「そめいよしのさくら開花予想クイズ2020」が行われ、開花翌日の3月18日に開花宣言が発表された。

 開花予想クイズは、多くの人に駒込のソメイヨシノに親しんでほしいと平成23年に始まり、今回で10回目。クイズの基準樹木である区立駒込小学校校庭のソメイヨシノ、通称「駒桜」のいずれかの枝に5輪以上の開花を観測できる日を予想するものだ。今回は、開花が早まることが予想され、例年より早い3月12日に応募を締め切ったが、区内外より414名からの応募があった。

 3月17日、「駒桜」の枝に5輪の開花が認められた。見事に正解した方は、68人。その中から抽選で選ばれた方に、特賞(純米吟醸酒「染井櫻」箱入りセット・3名)、さくら賞(「染井櫻」単品・20名)が贈られる。未成年の正解者には特別賞として10名に賞品が贈呈され、そのほかの正答者にも記念品が贈呈される。例年は、4月初旬に開催される「染井よしの桜祭り」会場で特賞・さくら賞の表彰を行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大の予防のため、今回は駒込地域文化創造館の窓口で贈呈する。

 豊島区内にはソメイヨシノ発祥の地「駒込」をはじめ、散策しながら桜を楽しめるスポットが多い。開花は早かったが、その後気温の低い日が続いて満開は週末あたりになりそう。

 駒込周辺では、門と蔵のある広場から駒込小学校、小学校の校門から西福寺、染井稲荷神社まで桜のトンネルが続く。近くの染井霊園内にも多くのソメイヨシノが植えられ、高村光太郎、智恵子をはじめ、岡倉天心、二葉亭四迷など著名人のお墓巡りと共に桜を楽しめる。

 また、JR山手線の巣鴨駅から大塚駅方面には、宮下橋から江戸橋まで、山手線沿いに桜並木が続き、ソメイヨシノと電車のコラボレーションが楽しめる写真スポットとなっている。南大塚三丁目周辺にも、長い桜並木があり、桜を見上げながらの散歩は、春を満喫した気分を味わえる。加えて、都電荒川線の面影橋駅を降りると、神田川の両岸に桜並木がある。また雑司ヶ谷・法明寺参道の桜ものどかに桜を楽しめる散策スポットとして見逃せない。

 東池袋のサンシャインシティ・アルパ屋上のサンシャイン広場には豊島区発祥のソメイヨシノ桜の母親となった品種であるエドヒガンと、父親のオオシマザクラが並んで咲いている。これはサンシャインシティ35周年を記念して2013年3月に植樹されたもの。


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