オンラインスクール整備 構想実現に向けて着々
豊島区は、小・中学生に一人一台のタブレットパソコンを整備する「GIGAスクール構想」の実現に向けて急ピッチで整備を進めている。
タブレットパソコンの整備費用として、11億5千万円の補正予算が、5月11日の豊島区議会にて可決され、予算が計上された。
実現までの期間は、臨時休業中の子供たちの生活や学習を支援するための緊急対策として、各家庭が所有するパソコンやスマートフォンを有効活用して、Googleの教育向けツール(G Suite for Education)を試行導入している。臨時休業期間中の児童・生徒・家庭を繋ぎ、生活と学習をサポートしていく。
一連の、教育におけるICT環境整備により、区内小学校の校長は、「これまで学校から家庭に対して一方通行の情報伝達、プリント配布に留まっていたものが、双方向でのコミュニケーションができ、学習プリントの添削などフードバックが可能となることにより、学習支援の充実を図ることが期待できる」と語っている。
■ICT環境を活用した学習支援内容
①5月11日(月)~13日(水)の教材配布日に、各校から個々の児童・生徒に「G Suite for Education」のアカウントを配布。全クラスで、オンライン上のクラスルームを開設。
②先生と生徒が画面上で、顔を合わせて、コミュニケーションをとることが可能となる。さらに、このツールを活用して、児童・生徒の健康観察、ホームルームの開催、お知らせの配信、学習教材の提供が可能。
③インターネット環境のない家庭への支援(タブレットPC貸与)が整い次第、グループ学習の実施、共同作業、クラスのコミュニケーション、授業動画の配信を開始する。
④一人一台タブレット体制の実現(7月末)を見据え、オンライン授業の充実、創意工夫を重ね、オンライン学級会、学習発表会など、活用の幅を広げていく
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