大塚のバラ 甘い香り漂う 今年は"大輪"
すっかり大塚の街のシンボルとなっている大塚駅前トランパル広場と、都電大塚駅から向原駅までの都電荒川線沿線のバラ。790種、1190株のバラが咲き誇り都内有数のバラの名所として注目を集めている。毎年恒例の「大塚バラ祭り」は中止となったが、今年のバラは「どれも大ぶりで立派」と、コロナ禍のなか、訪れる人の目を楽しませている。
この大塚バラは地域商店街や地域住民によって始まったまちづくりの取組みで、都電沿線はかつて不法投棄や違法駐輪の目立つ地域で、そこには30年程前に植えられた約100本のバラが残っていた。これらを育てることで景観の美しいまちにしようと平成20年に南大塚都電沿線協議会が発足。以来、同協議会が中心となって毎月第3日曜日の午前9時から、街の人々がボランティアとして、バラの植樹や維持管理に取り組んでいる。
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