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第2761号 2008年3月26日号  
池袋西口の将来イメージ
         土地所有者らで勉強会
                        緑と水の空間
 
 6月の副都心線開通を控え、池袋はますます通過駅化し地盤沈下していくという強い危機感が広がるなか、15日と17日の夜、「池袋西口まちづくり勉強会」が区立勤労福祉会館(西池袋2-37-4)で開かれ、池袋西口駅前周辺の土地所有者及び地元関係者ら50人の参加があった。
 この勉強会は、池袋西口の現状と課題や今後のまちづくりの方向性などを議論するもので、昨年12月に発足し、同月に1回、今年1月に第2回が行われ、今回で3回目。
 今回は、第1回、2回の勉強会で出された意見を踏まえながら、イメージ図と立体模型を作成、西口のまちづくりイメージを議論した。
 単に新宿や渋谷と競争するのではなく、駅周辺に多くの人々が住む地域特性を活かした「池袋ならではの街づくり」が必要ではないかという議論がなされ、「副都心でありながら緑豊かで風格とにぎわいあふれる池袋」というイメージを構築。このイメージに基づき、中小のビルを数棟の超高層ビルに集約しつつ、その足元を「緑と水の広大な駅前広場空間」とした。また、池袋駅から西口の各ビルをつなぐ「空中散歩道」を設け、池袋を訪れた人々が街を回遊したくなる仕掛けをつくる。さらに、現在、東京メトロが「エチカ」構想を進めている西口地下街につながる「サンクンガーデン」(半地下広場)を設け、自然の光と空気が入り込む地下街を創出も。参加者の一人は、「非常にすばらしいアイデアだと思うが、これをどのように実現させるかが課題」と感想。
  池袋西口は、老朽化した小規模なビルが多く、建替えが進んでいないため、防災上の不安も抱えている。そのため、以前から西口のまちづくりのあり方が検討され、昭和60年には、「池袋西口地区開発整備推進協議会」が開発のあり方について「提言」を取りまとめたという経緯がある。提言後、東京芸術劇場、メトロポリタンプラザなどが開業したものの、バブル崩壊により西口駅前周辺街区の再開発計画は頓挫し、現在に至っている。
20年度も引き続き勉強会を重ね、地権者の意向と勉強会の進行状況を踏まえながら、協議会を結成するとしている。
第2760号 2008年3月19日号  
「隠れ借金」3年で返済へ
     高野区政の財政健全化 
               土地開発公社の125億円
 特別の財源対策を講ずることなく3年連続で豊島区予算を作り上げてきた高野区政だが、財政健全化への取り組みがより鮮明になった。高野区長が11日の区議会予算特別委員会で、土地開発公社の負債、いわゆる「隠れ借金」125億円を22年度までの3年間で全額返済する、と過去の不健全な財政運営によって生じた負の遺産の解消に積極的に取り組む強い決意を表した。
 「これまでに、この借金に約40億円の利息を払ってきた。今の計画通り平成33年までの13年間(年に元金9億円と利息)で返済していくとしても利息だけで約23億円の利息を払うことになる。いまこそ将来の区民サービスのためにも早期に返済する決断をすべきときだと判断した。厳しいが、区民サービスには絶対に影響を与えるようなことはしないで返済を行っていく」と高野区長。
 土地開発公社は自治体の100%出資で金融機関から資金を借りて公用地を取得、本来は自治体が事業開始時に買い取り、その代金で講社が借金を返済するというもので、豊島区もこの仕組みを使って、高野区政まえの昭和62年から平成10年までに公園、福祉住宅、特養ホーム(目白庭園、池袋の森、菊香る園・・・)などかなりの数の土地を取得、平成11年に高野区政になって、本格的に財政健全化へ取り組む中で、その実態が明らかにされた。平成10年当時の累積負債総額は178億円だった。
 加藤前区長時の平成7年に150億円となり、このときに元金払いを停止して先送りにしたものの、その額はその後も増えている。高野区長に代わってからは、額は増えないものの、すでに豊島区は未曾有の財政危機で予算も組めるかどうかの状態でとても返済にまではまわらず、先送りの延長や借り替えなどでやりくり。先送りから10年たった17年度から10億円ずつ返済を始めている。総務省は、このような地方自治体が財政状況の悪化などを理由に代金を支払わないまま、土地開発公社の取得した土地を利用していることに「不適切な財政運営だ」と指摘している。
 「私が区長になった11年度はこの公社の借金を含め区の負債は872億円。とてもまともに予算を組めるような状況ではありませんでした。いろいろご意見もありましたが、区有地売却や給与カットなどあらゆることを手立てでここまできたわけです。これまでの努力で見通しのたったいまこそと判断しました」と高野区長。
 20年度からの具体的な取り組みは、各年度における歳入の状況や事業の執行状況などの財政運営を慎重に見極めながら、財政調整基金などの基金を活用することも含めて、財政対策を講じ、最終の補正予算で償還額を計上するとしている。
 来年度予算に計上されている負債償還額は特別区債を返済する公債費68億円、それと土地公社への返済額12億円の合計80億円となっているが、今回の3年で125億円返済計画を入れ込むと、年100億円を超える返済額となる。
第2758号 2008年3月5日号  
ソメイヨシノ桜の観光大使
初代女王は宮崎さん(立大2年)
観光協会主催でコンテスト
ソメイヨシノ桜発祥の地・豊島区を全国にアピールする「第1回ソメイヨシノ桜の観光大使」コンテストの本選が2月28日、東池袋の区民センター文化ホールで開催された。主催は豊島区観光協会(齊木勝好会長)。豊島区、東京商工会議所豊島支部、豊島区商店街連合会等後援。
 1次審査を突破した14人の候補者の中から、初代観光大使に兵庫県出身の立教大学2年生の宮崎彩加さん(20)、副大使に伊地知桜さん(26)、落合はる菜さん(20)がそれぞれ選ばれた。大使、副大使の任期は来年2月までの1年。今後、豊島区駒込から生まれた日本を代表する桜「ソメイヨシノ」のイメージにふさわしい観光大使として、豊島区の実施する様々なイベントで、豊島ブランドの桜を全国、世界へと広くアピールしていくことになる。
 本選は午後6時から行なわれ、高野之夫区長のほか小池百合子衆議、渡辺輝東商豊島支部会長、足立勲区商連会長、片桐昌英染井吉野桜さくら実行委員長、高埜秀典染井銀座商店街理事長らが審査員となって、着物審査、特技パフォーマンス審査等を行なった。高野区長は「桜に思い入れがあるだけではなく、豊島区を心から愛する人という視点から選びたい」とあいさつ。
 自己紹介をかねた着物審査では、各人が大使への志望動機や桜への思いをアピール。その後、パフォーマンスでは琴の演奏、剣舞、日本舞踊、ダンス、アカペラ、ユニークなものでは立教大学放送研究会の学生が桜の名所をレポーター形式で行なうなどスピーチ勝負というものもあり、会場は終始華やかで和んだ雰囲気だった。
 受賞後、宮崎さんは「昨日は不安で不安で泣いた。今は嬉しくて涙が出そうです。豊島区のソメイヨシノ桜を全国にPRし、日本中を桜色に染めたい」と満面の笑顔で抱負を語った。

2008年3月