『犯人は誰だ2』
 私はこの間の様に作品を投稿しようと、再び検査をしていた。

 前回同様に誤字は……ない。

 脱字も……ない。

 1000字はたぶん越えていない。(前回より短いからな)

 文章は……たぶん読みやすい。

 シャレた言い回しは……やっぱり出来ない!

 ストーリー展開は……うーん、今回もすばらしい。

「前回は読者に小説を消されてしまったからな。しかし今回も完成度が高いぞ
!やっぱり天才だな」
(天災には、気をつけなっくっちゃ)

テーマは……今回も軽いが、…まっいいだろう!

作品の完成度は……前回同様最高だ!

「今回こそは一次審査を突破して、インターネット文豪だ。さっそく貼りつけ
て、送信しよう。」

 やはり前回同様、完成たばこを1本抜き出し、ジッポで火をつけた。
 大きく吸い込む。
 やっぱり完成された作品を前にすると、たばこが美味い。

「さぁ貼り付けて、送信しよう」マウスでクリックした時だった。

 な・なんと消えてしまった。あの、大傑作が。
 しばらく口をあけたままポカンとしてしまった。
 何故だ!電源は落ちてないし、変な操作はしていない。何も考えられなくな
ってしまった。

「うぐっ」音がして突然胸が疼いた。なんと矢がささっているではないか。矢
羽が少ないせいか棒がささった様だ。今回はこの矢のせいで、消えてしまった
のか。やはり今回も俺の最高傑作になるに違いないこの作品を、妬んだ奴のせ
いに違いない。ぜーったいの絶対そうに違いない。一体誰が何の目的で、矢な
んかを打ち込んだのだ(しかし痛くないのも不思議だ)
 今回の目的もやはり、俺の文豪への道を閉ざすつもりに違いない。だが、矢
を打ち込んでデータを消すなんてどうやったんだろう。
 いったい窓も空いていないこの部屋にどうやって矢を打ち込めるのか?

………… 犯人を知りたい貴方は、スクロールして下さい …………











































 今回の犯人は矢印(↓)を押した貴方ではありません。

 な・なんと、恋のキューピットが矢を放った結果自分で消してしまったので
す。(ちゃんちゃん)