平成18年決算委員会此島すみ子発言議事録

平成18 決算特別委員会・教育費

20061013

隣接校選択制について

此島澄子委員
豊島区の教育改革の1つに隣接校選択制がありますけども、すみません、午前中いなかったもので質問がダブるかと思いますけども、お願いいたします。 改めて隣接校選択制のメリットと、そしてデメリットについてどのようにお考えかお願いいたします。

  齊藤教育総務課長
まずメリットでございますけれども、1つ目には特色ある教育活動に取り組む、そういう取組みの姿勢を活性化していくということ、2つ目が保護者、児童生徒の方々の学校を選ぶ選択の幅を広げるということ、3つ目が学校情報を積極的に地域に発信していくと、これが目的ということになっております。デメリットと申しますと、これも午前中の質問にもありましたけれども、選択制を導入することによりまして地域性というものが薄まってしまうんじゃないかということが多く聞かれております。また、個別の課題としては、子どもたちが選択した結果特定の学校に集中する、そういったこともデメリットとして言われている点でございます。

  此島澄子委員
そのデメリットの特定の学校に集中してしまうということですけど、そういった課題についてどのような取組みをされているのかという部分で、学年単位のほかの区域からの受け入れ枠というのを決めて、それで上限を超えた場合には抽選という形で今年から始められたんですか。

  齊藤教育総務課長
制度発足当時からあった考え方でございまして、原則が40名、と申しますのも、できれば希望をすべてかなえて差し上げたいという、そういう思いが当然ございますけれども、受け入れ側の物理的な限界がございますので、普通教室を必要に応じて増やしていくということは現実的には無理な話でございますので、原則40という受け入れ枠、これは制度当初から定められていたものでございます。ただ、今年度からなんですけれども、目白小学校と千登世橋中学校、こちらの学区域におきましては中高層のマンションの影響が大変強いんですけれども、もともとの両校の学区域内に児童生徒が転入されてくる見込みが大変多くなってきておりますので、原則の抽選枠につきまして20ということで一定の制限を設けさせていただいたところでございます。

  此島澄子委員
この隣接校選択制については50%の人が賛成しておられるということを聞いたんですけども、学校に通うという方たちがそういったニーズがあれば仕方がないのかなというふうに思いますけれども、さっきのデメリットの解決という部分で、どうしても新校には生徒が殺到して、やっぱり魅力的な新しい学校に行きたいというのはだれも思うと思うんですけども、地域の声として、例えば千川中学校なんかはもうプールも道路向こうにあるわけですよね。だから、女子は水着に着がえて、そこにバスタオルを羽織って、それで行くという、そういう状況にあるんですよね。ほかにもいろいろありますけども、そういったところと結局比較、教育内容は公教育ですから本当に変わらないと思いますけども、いろいろな環境整備というところでそういった格差が生じてしまうと、やっぱりそれが隣接校選択性にもかなり影響してくるのかなと思うんですけども、地元の明豊中学校は、建設費につきましては思ったよりかなり安価な形でできたと思うんですけども、その部分はどのように、思ったより安価に建てられたのかという部分でお聞きします。

  亀山施設課長
明豊中学校につきましては、ご案内のとおり3校を1校に統合するというものでございました。実は、技術部門と教育部門がかなりけんかいたしまして、統合の是非はともかく、建築の方を考える立場からしますと3校のうちで一番校庭の狭いところを選んだというのが1つありますし、また、文科省の方の幼稚園、小学校、中学校、高校までの設置基準というものも出てまいりまして、どのぐらいの規模にするのかということでもいろいろ議論を重ねてきたところではございますけれども、その中で財政状況が非常に厳しい中で区長の方からもかなり厳しい金額の設定をされまして、今施設課は総務にございますので、契約関係の部署とも協議をして、1つには契約の仕方を少し考えようということが1点、もう1点につきましては議員各位におかれましては明豊中学校をご覧になっていただいていると思いますけれども、例えば窓ガラス1つにしても、通常ですと何十種類というサッシの形ができますけれども、なるべくくり型といいますか、同じようなものを多様するというようなことでコストの低減を図ってきたと。敷地が狭かったことが逆に幸いいたしまして、実はあの学校は3つの構造の建物からなってございますけれども、それを一体的に組み合わせるような形で仮設関係の経費を相当抑えることに成功しているとか、技術的な部分と相まって工事だけで初度調弁を除きますと解体も含めて21億円ぐらいですので、8,300平米で割りますと、ちょっと東京都の方には言えないような平米単価になるような形でできてございます。

  此島澄子委員
技術部門とけんかしながらということで、今までは1校建て替えるのに50億と言われたときもあるし、30億と言われたときもあるし、そういう中で21億というのは本当にすごいなと思います。区民もこういったものを見ていますから何とかならないのと言われちゃうわけですけども、それは公共施設再構築の今後の考え方があると思いますけども、見通しとしては、区民としてはいつごろ建替えができるんだろうかという、そういうのをさんざん聞かれるわけですね。ですので、明確に答えられないかもしれませんけど、その辺の見通しをお伺いしたいと思います。

  藻登知学校運営課長
実は、31校中28校がこれから建替えをしていかなければいけないと教育委員会では思ってございます。19年度に入りますと、築50年を超えるものが出てまいります。ただ、その間大規模改修あるいは改修で対応してございますが、やはり教育委員会としても強くそれは認識をしてございまして、実は基本計画でも小中学校の改築ということできちんと位置付けをさせていただきました。教育委員会といたしましては28校それぞれいろんな条件がございますので、今、素案の素案というんでしょうか、実は学校を建て替える場合もいろんな仮校舎の問題ですとか、あるいは用途地域、それから建て方の方法、例えば文科省なんかは耐震工事に伴った形であわせて改築よりは改修で進めなさいと、経費が安くなるということで、そういう文科省の考え方もございます。それら合わせまして先程申し上げましたように、教育委員会の中で一応素案の素案、そういったたたき台を今つくっているところでございます。

  此島澄子委員
財政的に厳しい状況の中で、やっと豊島区も光が差してきたかなというときですから、なかなか大変なことだと思いますけども、教育内容じゃなくて、環境整備という部分でもやっぱり格差が広がらない方向でぜひお願いしたいと思います。

 

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