THE MNEMONIC SERVICE

月見うどんは美味しいのぜ。




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11/06/29
昨夜のことですが。
エアコンが壊れました!
症状:冷気が出ない。どうしようもないな。

で、一夜明けて修理屋さんに診てもらったところ、内部のモートルがいかれているとのこと。
古い機種なので部品はもう生産しておらず、あっても五万円くらいする。各所にガタが来て
いることもあり、だったら新しいエアコンを丸ごと買った方がいいらしい。

そんななので直りませんでした。新しいのを注文して設置してもらうまで、しばらくは
室温三十二度くらいの部屋で暮らさねばなりませぬ。このテキストを打っている今も
そうだし。

あー暑いよー。模型いじる気がしないよー。


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11/06/27
秋葉原で散髪。ついでにヨドバシで塗料を買う。ミスターカラーが150円になってて
びっくりだ。
あとウェーブのヤスリスティックというのを買ってみる。適当な板に耐水ペーパーを
貼っただけみたいだけど便利そうなので試してみる。



くさなぎ氏の身体を張ったキャンペーン活動により勢力範囲を拡大し続けていた
地デジ力(ちでじりょく)ですが。その波がついにうどん家にも到達。なぜだか
テレビジョンの放送を受信できないと困る者がおるとのことで、UHFアンテナを
買うてきて屋上に設置。ケーブルを配線。そしてテレビ受像機をスイッチオン。

おおびっくり。驚きの鮮明度でありますよ。今までは多少のノイズがあっても
こんなもんかなーと思っておりましたが、これはすごい。DVDやブルーレイの
ソフトを借りてきたのかいというくらいのくっきり加減。

しかし。大自然の風景がきれいに見えることに異存はありませんが、人間はいかがなものか。
俳優の不自然なまでのツルツル肌メイクに違和感ありあり。そりゃあ、ハイビジョン
放送で小じわや髭剃り跡やしみまで見えてしまうのを隠すためなんだろうなと見当は
つきますよ。だがしかし、ありのままを鮮明に映すテレビに出るために自然とは程遠い
人工的な化粧を施すというのは本末転倒じゃねえの。皮肉なもんだな。

これはテレ朝の「相棒」を見ての印象であり(夕方だったので)。昔懐かしいマックス
ヘッドルームみたいな水谷豊のあとにチャンネルを変えて「水戸黄門」の再放送を
見たところ、いつもどおりのそれなりメイクの里見浩太郎が出ていてひと安心なので
あった。
時代劇は元から独特の厚化粧なので違和感がないのだろうな。単にフィルムが古いせい
かもしれませんが。

ところで。
地上波デジタル放送を受信するためにはそれ対応のチューナーが必要であり、それは
一階の居間にしかない。そもそもアンテナから来た信号線を分波してないし。
てなわけで、三階のうどん部屋では今後テレビ放送を観られなくなることが大決定。

しかしそんなことは、最近では大相撲を観る時間すら確保できない月見うどんにとって
痛くも痒くもありませんのよ。
困ることがあるとすれば、近々アニメ化されるという安彦版ガンダムがテレビ放送だった
場合かしら。パッケージがツタヤに並ぶまで待たねばならぬ。
エヴァみたいに数年おきに映画でやるか、ユニコーンみたいにOVAでやってくれんかのう。



前回の更新分。
画像だけ貼っておいてテキストを上げるのを忘れておりました。
ということで直し。ごめんね。


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11/06/24
いろいろ届いたのす。

このキットを買った人はみんな言うでしょうけれど。
嗚呼、斑鳩が行く。
MGゲルググのような箱の深さ
コトブキヤの1/144斑鳩。
ゲームは下手くそですが機体はかっこ良くて好きなので何ヶ月も前に予約して購入。
コトブキヤ製のプラモデルを買うのは初めてだけど大丈夫かな。噂によると「コトブキヤ」と
「上級者向けキット」の組み合わせは素敵な造形核融合(ガンダムMkVか)を生むらしいの
ですが、真相はいかに。
ざっと見たところパーツ分割は尋常なご様子。極端に合いが悪いとかヒケがひどいとかで
ない限り、なんとかなりそう。
塗装の説明は分かりにくい。組み立てながら塗ることが多いので間違えないように気をつけよう。
あと問題が出るとすればデカールかのう。マークソフターなど使ったことのないうどんは
曲面にデカールを貼る練習が事前に必要かもしれないな。

あと、肩の赤い話ですが。
けっこう前にハセガワのグスタフとメルジーネが届きました。1/35スケール。
1/35スケールにあるまじき箱のでかさ
これはナッツロッカーに付属していたのと同じものなのかしらね。1/35のスーツ類も
いずれ出すだろうと思ってたけど、グスタフからとはびっくりだ。第一弾はSAFSだろ
普通。イエサブが完成品で出してたから避けたのかな。

悪いことではない。敵味方で並べることができるのでうどん的にはうれしいことでは
あります。でも意外。ガンプラでいうと新シリーズの第一弾がガンダムでもザクでも
なく、いきなりギャンとかガンキャノンっていうくらい意外なことよ。つまりHGUC。
そういえばルナダイバーにはファイアボールだかプラウラーだかが付属しているらしい
ので、これも別売りするかもしれないな。
ふひひ、夢ふくらむのう!
迫力のある大スケールもいいけど、小さくて精密な模型も好きなうどんなのであった。


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11/06/22
夏の野郎が来やがった模様です。暑い暑い。おのれアポロン。
どのくらい暑いって、深夜0時の室温が二十八度。窓を開け放ち、扇風機で風を通しても
この値。・・・あたい!(落ち着け)

そんなわけで夜の夜中に今期初の冷房起動。
エコだか節電だか知りませんが、「暑くて眠れない」という事実の前では無力。
「昔の人は――」はいはい知ってます。工夫も大事だよね。
「今も電気が復旧せずに困っている人が――」はいはい分かってます。気の毒ですよね。
でもね、今まさに暑くて眠れなくて、明日も朝から仕事なの。そして電気が来ており、
ここにエアコンのリモコンがあるの。
ピッ
ああ文明って素晴らしい。



月見うどん夢日記、昨日の続き。
なんだっけ。ああ妹紅が現れたところね。
自分の夢の話とはいえ、妖夢vs妹紅とかまったく俺得ですわ。
細部に尾ひれを付けているのは前述の通りですが、オチは夢のまま。いじってません。そこを
変えてしまったら面白くないという以前に夢日記じゃなくなってしまうし。

まあとにかく、続き。
綺麗で格好良くて、でもそれを鼻にかけたところがなくて、危険で近寄りがたく、でも
その美しさに惹かれずにはいられない、そんな妹紅が出てきたのであった。
業界用語でいうとイケメン妹紅ってやつだな。



妹紅は長い指先で頬を撫でた。細い切り傷から一条の血が滴っている。妖夢の斬撃がかすめた
ものらしい。
「ふむ。あいつが差し向けるだけのことはある、というわけか・・・な?」
指先を汚す血をぺろりと舐め取り、妹紅は妖夢の瞳を正面から覗き込んだ。
妹紅の目は赤い。血の赤、炎の赤、生命の赤だ。この竹林のずっと奥に横たわる、無限の広さを
持つ館「永遠亭」を守る兎も狂気を操る赤い目を持っていたが、それとは比較にならない。妹紅の
赤は限りなく純粋な赤だ。
きっと、これを見た人が赤という色を発見したのだ。そんなことを思わせるような目を、妹紅は
持っている。

妖夢は息を呑んだ。炎の熱のせいか口中が渇く。喉が張りつく。名乗ろうとしたが、うまく声が
出ない。
「わ、私は――」
「まあ、筋は悪くない」
長い睫毛を伏せ、両腕をゆっくりと広げる妹紅。仕掛ける気だ。
危険だ、名乗るどころではない。妖夢は妹紅のいる場所を楼観剣で薙ぎ払った。
「やあッ」
誰もいない。代わりにどこかから声が降ってきた。
「肝試しに来たんだろう? 楽しんでいってくれよ。ついでに私も楽しませてくれれば、嬉しいね」
「――はっ」
妖夢は考えるより早く斜め前に跳躍した。それとほとんど同時に、今まで立っていた場所が爆発
した。あまりの高熱に、二間も離れたところの竹がパキパキと音を立てる。
「ふう・・・」
危ないところだった。左手から飛来する熱の気配を半霊が察知していなかったら、今頃は消し炭に
なっていただろう。
「なるほどね、その人魂もお前の一部なのか。半人半霊といったところかな」
着地するなり手近な藪に転がり込んでいた妖夢。そこへ立て続けに第二、第三の火球が飛ぶ。
たまったものではない。

「わ、わわっ・・・」
藪から飛び出す妖夢を、火の玉が追う。走る妖夢の靴跡を確かめるように次々と降り注ぐ火球は、
着弾する度に土塊と竹と小石の混合物を撒き散らす。こうした破片の一つ一つが侮りがたい質量と
加速度を持っている。並の人間に直撃すれば即死しかねない。それらを白楼剣と楼観剣の二刀で
払いのけながら、妖夢は駆ける。
「おのれ、なんて火力だ」
「ほらほら。そんなものなのかい?」
芝居がかったその声が、挑発であることは疑いない。しかしこのまま走り続けていても埒が明かない。
やがては力尽き、飽きられたところで燃やされるのが落ちだ。
「小さな剣士どの、逃げるばかりが能じゃないぞ。もっと楽しませてくれよ」
「――承知」
誘いだと分かっていても、道は自分で切り開くしかない。白楼剣を鞘に収めた妖夢は楼観剣を
ぐっと胸に引き寄せて加速すると、正面のひときわ太い竹に突っ込んだ。衝突の寸前で幹を蹴り、
竹のしなりを利用して直角に向きを変えて跳ぶ。並大抵の速度ではない。耳のすぐそばで風が
うなりを上げる。風圧は目を開けていられないほどだ。直後に爆発。その火炎と煙に紛れ、目を
細めてもう一度竹を蹴る。
「逃がさないよ・・・それッ」
直後にまた爆発。妹紅は生命を灼く確かな手応えを感じたはずだ。
「ははは。二刀流は格好だけだったか・・・む?」
半球形にえぐられた地面の中心に横たわっているのは、半霊だけだ。
「空蝉か」
とっさに振り返り、剣呑な威力の火炎を放つ妹紅。しかしその動きには、侮っていた妖夢に裏を
かかれた焦りがある。攻撃が雑だ。
そして、その火炎の伸びる先に妖夢はいなかった。妹紅が半霊に気を取られ、さらに不用意に反転
している間に、妖夢は妹紅の位置を掌握し、さらにもう一度直角方向に跳躍していた。
半霊を―つまり魂の半分を焼かれる激痛に硬直しかける身体を叱咤する。その眼前に、がら空きに
なった妹紅の脇がある。
踏み込む妖夢。気を乗せた楼観剣を一気に振り抜く。
「はッ!」

「何っ・・・」
側面からの思いがけぬ斬撃。反射的に身を捻る妹紅だが、かわしきれるものではない。神速の刃が
鳳凰の身体を斜めに駆け抜けた。
「・・・」
存分に斬った。確信すると両脚から力が抜け、妖夢は顔から地面に突っ込んだ。今度こそ間違い
ない。完全な間合からの一撃は、気だけではなく楼観剣の鋼の刃そのものをもって妹紅の身体を
襲ったのだ。微妙な傾斜を持つ竹林の地面はなかなか寝心地がよい。妖夢は大きく息を吐いた。
「は、は、は。私を斬った、か」
「・・・」
乾いた声に、妖夢は顔だけ動かして妹紅を見た。よろめく妹紅は両手で胴を押さえている。その手の
下、左脇から右腰にかけてシャツが切り裂かれている。指の間からどっと鮮血がこぼれ、服を染めた。
妖夢の切っ先は内臓まで達したはずだ。致命傷だ。
「や、やるね。ここまで間合を詰めたのは、あの吸血鬼の下僕、時間を操るメイド以来だ」
「・・・光栄です」
妖夢は剣を杖代わりにして立ち上がった。会心といってよい妖夢の一撃を受けながら、妹紅は倒れ
ない。止めを刺すべきか。
「ふ、ふふふ・・・」
上体をゆらゆらと揺らし、妹紅は立っている。妖夢は改めて剣を構えた。放っておいても相手は
倒れるだろう。だが、そのときまで腹を切られた激痛に苦しみ続けねばならぬ道理はない。勝負が
ついたのなら速やかな死を与えてやるべきだ。これは戦士としての慈悲だ。
半霊を失った妖夢も妹紅に劣らず消耗している。あと一撃を繰り出すのがやっとというところだ。
決着は早い方がよい。
「――お覚悟」
「ふふふ・・・あはは・・・」

じりっ、と間合を詰めたとき、妖夢は信じられないものを見た。
「そうでなくては、ね。さすがは輝夜の折り紙つき。ははは・・・」
ひとしきり笑った妹紅がシャツの裾を握り、さっと広げてみせた。そこにあるのは、妖夢も見とれる
ほどに美しい、なめらかな裸身だった。豊かな胸の深い谷間。引き締まった腹部、くびれた腰、
白い肌。そして、傷跡。なるほど、シャツは無残に裂け、血で汚れている。しかしそのシャツに
包まれていたはずの身体には、強く爪で掻いたような桃色の線が斜めに一条。これが、半霊を犠牲に
した結果のすべてだ。
「そんな・・・馬鹿な」
身を削るようにして与えた傷が、もう治りかけているのだ。
「お見事だった。さあ、第二幕と行こうじゃないか」
「あ・・・あ」
無理だ。
斬ったのに斬れていない。どうしようもないではないか。
「もう替え玉は通じないぞ」
まっすぐに距離を詰める妹紅。気圧された妖夢は一、二歩と下がり、ぺたんと尻餅をついた。
「なんだ? もう降参するのか?」
「・・・」
拍子抜けする妹紅に、妖夢はふるふると首を振った。腹が駄目なら首を落とせばよい、それでも駄目
なら何度でも斬ればよいといった発想は、今の妖夢にはない。一定以上の水準を超えた達人の戦いは
技術よりも気力で決まる。魂の半分を失い、渾身の一撃を眼前で否定された妖夢には、もう楼観剣に
乗せるだけの闘志を搾り出すことができない。
「なあ、嘘だろう? もっと楽しませてくれるだろう? それができなければ、死ぬぞ」
挑発か、死刑宣告か。どちらであるにせよ、妹紅はすっと手を上げた。スペルカードだ。
あれだけの戦いでも、妹紅はまだ本気を出していなかったのだ。
「そら、もっと必死になれ。『不死――」
その瞳の無慈悲な赤い輝きに妖夢は震え上がった。
「いや。ゆゆ様・・・」
しかし、そこに現れた救世主は西行寺幽々子ではなかった。

「こらーーーーっ! そこで何してる!」
妖夢の視線のずっと先、向かい合った妹紅の背後から、鈴のような声が響いた。振り下ろしかけて
いた妹紅の腕がびくっと震える。
この声は妖夢も何度か里で聞いたことがある。人間の味方をする風変わりな妖怪、上白沢慧音だ。
「わ。け、けーね!? どうしてこんなところに・・・」
殺気をみなぎらせていた妹紅の頭身が、急に4.5頭身くらいに下がる。
「どうしてじゃない。お前の家に寄ったら留守だし、竹林は騒がしいし。何があったかと思って
火の跡をたどってくれば、これだ。駄目だぞ、こんなに暴れて」
「・・・ううー」
大またで歩いてきた慧音は、ちっこい妹紅に目の高さを合わせるように身をかがめた。先程までの
美貌はどこへやら、いつの間にか童顔になっている妹紅は不満そうに唇を尖らせながらも、慧音が
ぱたぱたと服をはたいて煤や埃を払うのに身を任せている。
「なんだなんだ、服がぼろぼろじゃないか。あああ、胸まで見えてるぞ。女の子なんだから服装は
きちんとしなさいと普段から言っているだろう?」
「だって輝夜の奴がさあ。また刺客を」
「言い訳をしない・・・あっ、大怪我してるぞ。大変だ・・・うわ! 顔に傷が。もこの顔に傷がっ!
傷がーっ! もこーの顔に傷がーっ! きゃああーっ!」
長い銀髪を振り乱し、慧音が金切り声を上げた。忙しい人だ。
「へ、平気だよ。もう治って――」
「何が平気なものか。早く、早く治療しないと。永遠亭で八意殿に診てもらって、特別製の薬を
処方してもらわなければ。もこ専用の最高級のやつをだな、こう・・・」
早口でまくし立てる慧音。今にも妹紅をかついで走り出しかねない勢いだ。
「いや、いや。本当に大丈夫だから。永遠亭なんてまっぴら御免・・・じゃなくて。えーと、ほら。
けーねの顔を見たらいっぺんに治っちゃった」
「・・・本当に?」
「うん」
「私の顔を見たら?」
「うん。もう痕も消えかかってるし」
「そうかそうか、いやあ参ったなあ・・・・私の顔で?・・・うふふ」
「えへへ。でも心配してくれてありがとう」
二人の顔が、みるみる笑みくずれてゆく。
「よし、じゃあ帰ろうか。寺子屋で大学イモの差し入れがあったんだ。一緒に食べよう」
「わーい」
「もこ」
「けーね」
「もこ」
「けーね」
「もこもこ」
「けーねけーね」
鳳凰と白沢。二頭の神獣は手に手を取り、キャッキャウフフと竹林の闇に姿を消した。

「・・・なにこれひどい」
一人その場に残された魂魄妖夢はむくりと起き上がり、ぽつりとつぶやいた。



そんなところで。
読み返してみて思ったのですが、あんまり面白くないかもしれない。冗長だし。やはり夢は
夢のままにしておくのがいいのかしらん。夢そのものは面白かった気がするので、これは
うどんの文章を書く力の問題だなちくしょうめ。

夢で見た場面から離れて蛇足を付けるなら、無事に白玉楼に帰り着いた妖夢が一部始終を
報告するシーンを。
「――というわけだったのです。いやはや大変な目に遭いました」
「ご苦労様。・・・で?」
うんうんとうなずき、手を出す幽々子。
「は? その手は何ですか」
「だから、大学イモは?」
「ありませんよ」
「ええーっ。妖夢のいじわる。お話に出てきた食べ物がここに無いなんて。いじめだわ」
「理不尽なー。そんなに気になるならご自分で行ってきてくださいよ。竹林まで」
「・・・いい天気ねー」
窓の外を見やる幽々子。ちなみに雨です。
「どうしたんですか急に」
「苦手なのよね、あの妹紅って子。蓬莱人だし」
「・・・はいはい、作ればいいんですね。大学イモ」
「わーい。だから妖夢って大好きよ」
「か、か、からかわないで下さい・・・」

以上、最近ゆゆ様が少し好きになってきた月見うどんでした。


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11/06/21
ネタに困ったときの月見うどん夢日記。
恐らく眠るたびに夢を見ているんだろうけど、覚えていないことが多い。したがって
こうして記録できる機会も少ないのであります。もったいないので面白かったときは
なるべく書いておこう。

基本的には夢のまま書いていますが、なにしろ元が夢のことゆえ思い出す過程で脚色が
入っているかもしれませぬ。
いやむしろ、開き直って小説っぽく書いてみようかしらん。たまには筋道のある文章を
書かないと頭がぼやけてしまいます。
ということで。手慰みに尾ひれを付けることを明言しておきますよ。
つまり、今日は職場がひどく暇なのです。



夜。場所は竹林。そう、迷いの竹林であります。
うどんはいません。客観的な視点であります。
・・・ええと(話を組み立てた)。
とても長くなりそうなので、東方とか興味ない方は読まないが吉。うどん自身もきっと
三度は読まないね。それくらい長い。



厚い雲の隙間から細い三日月が覗く、暗い晩。魂魄妖夢が竹林を走る。
「はあはあ・・・はあはあ・・・」
楼観剣を引っさげ、密生する竹の中を泳ぐように走る妖夢は、すっかり息を切らしている。
足の運びは乱れ、「斬れぬものなどほとんどない」はずの楼観剣の切っ先も、惑う主の心その
ままに激しく揺れ動いている。
冥界・白玉楼の庭師にして剣の指南役でもある彼女にしては、珍しい・・いや、あっては
ならぬことだ。しかし、そうなってしまうだけの理由が、今夜はあった。

「はあはあ・・・はあはあ・・・ひぃー」
汗だくの妖夢は、ときおり肩越しに振り返り、そのたびに絶望の悲鳴を上げる。
何かがいる。「それ」の視線が妖夢の背骨を刺す。チクリとした痛みを伴うほどの、明確な
殺意だ。
振り向かずにはいられない。逃げるためには脇目も振らず、一心不乱に走らねばならないと
分かっていても。
竹林のそこかしこに、赤い灯りが点っている。竹が燃えているのだ。その炎をたどれば、それは
そのまま妖夢の走ってきた足跡になる。「それ」は暗い竹林の中で的確に妖夢の位置を察知し、
間合が詰まれば火を放ち、まっすぐに追いかけてくるのだ。
振り向かずにはいられない。それが妖夢持ち前の俊足を殺す結果になると分かっていても。
「はあはあ・・・はあはあ」

そして。何十回目かに背後に首を巡らせたとき、その視線の先で竹が爆発した。人の腕ほど
の太さにまで生長した黒い幹が、大砲の直撃でも受けたように二十本ばかりまとめて消し
飛ぶ。「それ」が追いついてきたのだ。
「わ、わ、わっ。来た来た、来た・・・」
背筋が凍る。しかし妖夢はついに見た。今夜の月の何十倍も明るい爆炎の前をさっと横切る、
朱と銀の何かを。炎の主を。
人だ。髪の長い、人だ。
「・・・そこかっ!」
殺気の正体が具体的になったことで、妖夢の精神はかえって平衡を取り戻した。相手が形の
あるものならば、人だろうと妖怪だろうと斬れぬことはない。斬れないはずはないのだ。
踏みとどまり、握り直した剣の中で妖夢の気が凝縮され、解き放たれた。
「はッ!」
妖夢の剣気の乗った楼観剣の攻撃範囲は、物理的な制約を越える。現実の鋼の刃の長さを
はるかにしのぐ気の刃が空間を走り、追跡者の影に吸い込まれてゆく。
瞬間、その影が揺らいだようだ。

ばさっという音と共に、影のいた位置の向こうの竹藪が割れた。必殺の剣に幹を切断された竹が
一斉に倒れたのだ。その数、およそ十五本。破壊力でいうなら、先程の追跡者が放った炎にも
引けを取らない。しかし。
「へえ。やるね」
追跡者は、すでにそこにはいなかった。妖夢を追ってきた殺意の主は、一太刀で切り払われた
竹藪から十間も離れた位置に立っている。
「――あっ」
妖夢はひるんだ。
確信を持って斬ったはずの者がそこにいる。剣を遣う者にとっては、それだけで脅威となる。
しかし相手は妖夢の動揺に付け入るでもなく、軽い調子で言った。
「ちょっと甘く見てたかな?」
雲が割れ、淡い月光が辺りを満たす。
そこに浮かび上がった人影こそが「紅の自警団」、「蓬莱の人の形」、つまりは藤原妹紅だった。

あー。あうあー。
職場が忙しくなってきやがったので以下次号。


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11/06/19
サンクリの日。なのですが仕事。
一人しかいない職場では、お腹が痛くなっても気軽に雪隠にも行けないでござる。
参った参った。おのれビルゲイツめ(濡れ衣)。

あ、快楽天ビースト買いました。とっても週末旅館でした。
この世には神も仏もないのぜ。


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11/06/16
奇妙な夢を見たよ。客観的な視点ではなく、珍しくうどん自身が登場人物として
その場にいる。
で。場所はどこかの居酒屋で、うどんは酒を飲みながら妹紅と輝夜のことを真剣に
考えている。
うどん(やはり妹紅は受かのう。しかし普段は敵対的で口やかましい輝夜がいざと
なると照れてしまい、素直にデレるというのも捨てがたい。そして超然とした位置に
いる永琳と、妹紅に横恋慕しているウドンゲという構図が・・・)
とかなんとか。
周囲の賑わいぶりからするてえと、コミケか例大祭の打ち上げらしいです。
うどん(永遠亭は一刻館システムが導入されていて、あらゆるトラブルのとばっちりが
速やかにウドンゲに回ってくる図式が・・・)

と、目の前の席に人がやってきました。なぜか顔が因幡てゐ。そしてうどんは
それが誰なのか分かる。イベントの度に新刊を買っている某サークルの作家さん
なのですが、実はうどんはその人の顔を知らない(書店委託で買ってるので)。
知らないので、その人の絵柄のキャラでイメージが補完されたのですな。
「水無月あくあ画のルーミアのお面を着けた水無月さん」
とか
「海老沢赤斉画の魔理沙のお面を着けた海老沢さん」
みたいなもんです。レポート漫画みたいな。
夢の中なのでそんな処理が行われていることに違和感や疑問を抱いたりはしませぬ。

で。
正面に座ったてゐさんはうどんの手にあるグラスに強引に自分のグラスをぶつけて
乾杯する。
てゐ「あ、どーもどーもお疲れ様です。あははー。あはははー」
明らかに泥酔なさっております。
うどん「どうも。お疲れ様であります。○○さんですね」
初対面なので割と丁寧な応対のうどん。いきなりジオングとザメルの形式番号問題を
吹っかけたりはしない。ドラッツェのブースターの話もしない。
しかし。そんな配慮なぞどこ吹く風と、幸せウサギの先制攻撃は突拍子も無いもので
あった。
てゐ「あははー。うどんさん、諏訪大社にお参りに行きませんか?」
うどん「・・・は? いつですか」
てゐ「明日ですよ」
サークル活動しているわけでもないうどんの名をご存知だとか、そういう段階は通り
越しておりました。
面白い話には積極的に乗りたい月見うどんではありますが、残念ながら翌日はお仕事
ですよ。てゐさんは大丈夫なのかしら。ちなみに諏訪大社は長野県にありますよ。
話をそらすわけではなく、その辺を訊いてみる。
うどん「あの。○○さん明日はお仕事は」
てゐ「普段は屋台のおでん屋をやってるんですよー」
うどん「・・・」
どんな同人作家だよ。ミスティアの商売敵じゃないか。
ともあれ。この月見うどん、てゐに気に入られてしまった模様です。そういう願望が
あるのかしらね。

その後、お参りの件はなんとなく立ち消えになり、話題はそのサークルさんの本の
内容に関するものになりまして。あれこれキャラに対する思い入れをうかがったり
(あくまで夢の中での話であります)。
うどん「いつも買わせていただいてますので、今までの本の履歴はおおむね記憶
しちょるばい」
最初に読んだのは2007年冬コミ(東方は西館配置)の際に緑谷はむ伍長が大量に
買い込んできたうちの一冊を見せてもらったもの。次は翌年の例大祭の本で、虎で
買ったもの。もちろん内容も覚えております。
しかし三番目が思い出せない。いかん、失礼だ。これではまるで三番目の本があまり
面白くなくて印象に残っていないみたいじゃないか。
ぐぬぬ。思い出せ、月見うどん。
荒ぶる夜雀の構え!
効果なし。やべえ。
・・・と悩んでいるところで目が覚めたのであった。

そんな感じ。
ご本人の名誉のため正体は伏せておきます。マジで面識ないので。


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11/06/14
ガンダムUC(ユニコーン)が割と面白かったり、あと橋本さんが無類のゲター好きである(海外版MIA
くらいならともかく、ガレージキットまで欲しがるアースノイドは間違いなく少数派です)ことが
判明したりな昨今なので、久方ぶりに逆シャアなど観たりする。

かれこれ二十年以上前の映画ということもあり、懐かしさ半分で観ているわけですが、実は
この月見うどんには秘密があります。どちらかというとガノタのように思われがちなわたくし
ではありますが、逆シャアはあまり好きではないのです。

そりゃあ連邦もジオンも出てこない平成ガンダムみたいに、存在自体を認める認めないと
いう話ではないです。冨野だし、アムロとシャアだし。でも好きではない。なんつうかお話に
救いがねえですよ。アムロもシャアも英雄になりたかったわけではなかろうに。特に
シャア。いい歳して何がしたかったんだ。地球圏全体に迷惑を掛けて戦いまくったあげく、
終わってみればララァ以外の誰にも理解してもらえないまま行方不明ですよ、二人とも。
勘弁してくれ。
あとチェーンだろうがギュネイだろうが、お話に関わりのあるキャラに限って意味不明な
冨野語の応酬のうちにうやむやに死ぬ。もっと分かるようにやってくれ。
第一、北爪キャラが出淵メカに乗って戦うという時点でビジュアル的にしょんぼり攻撃の
ダブルパンチなのであった。これは好みの問題ですが。

そんな逆シャアですが。一番好きな所は「Zガンダム→簡易設計型のリファインZガンダム→
略してリ・ガズィ(Re.GZ:リファインガンダムゼータ)」というネーミングセンスなのだった。

反対に気に入らないのはジェガン。まるでJ型ガンダムみたいじゃないか。ジオン風に言うと
地上用ガンダムだよ。ZZでの「リックディアスの地上用→J型ディアス→略してディジェ」という
素晴らしい発想が台無しだ。これはもちろんドムの宇宙用=リックドムならばリックディアス
はディアス(というMSは画面に出て来ないけど)の宇宙用ではないかという説を踏まえた上での
話ですが。
ジェガンはディアスと同じアナハイム製とはいえジオン系技術者があまり関わっていないから
そんなネーミング関係ないにょろよと言われればそれまでですが、釈然とせぬ。

なんてことを気にする月見うどん。やっぱりガノタなのかしら。


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11/06/13
どもすみません。半月ほど放置してしもいました。
何やら更新できぬ事情があったのかというと、そんなことはなく。
じゃあ半月の間に事件があったのかというと、そんなことはなく。
風邪を引いて少々よろめいたくらいのものでございます。

退屈だけど身体が重くて何もする気になれず。暇で暇でしょうがない。
ニコニコ動画にて東方アレンジ曲のアニメなど観て時間を潰すなり。
病気自体はただの風邪なので大したことはなく、もう回復気味なのです。