THE MNEMONIC SERVICE

月見うどんは美味しいのぜ。




******************************
12/11/28
CSIマイアミをシーズン9まで観終わる。ホレイショとナタリアがガイキチに襲われて
大ピンチになったところで引き。シーズン10に続く。もちろん先が気になるところ
なのだけれど、本国つまり亜米利加ではシーズン10にて放送終了つまり打ち切りが
決定しているそうです。かつては全米No1視聴率だったシリーズも十年もやっておると
マンネリ化してくるのか人気が低迷しておった模様。確かにシーズン8〜9にかけては
面白さが今までの75%くらいだった。
なおかつラスベガスやニューヨークよりも予算が掛かっていたそうで、三者を天秤にかけた
結果マイアミが選ばれてしまったらしい。そりゃ仕方ねえな。言われてみればマイアミは
すぐに銃撃戦があって爆発したりカーチェイスしたり逃げた犯人を追って船で外洋に出たり
する印象があるのだわ。何かというとヘリが飛ぶし。そらお金も掛かるわ。

で、最終シーズンの10はまだレンタルになっていない。放送に追いついたので観るものが
なくなったわけですが、次は何を観るかという話になり、ベガスかNYにするかいと家人に訊いた
ところ、
「じゃあマイアミのシーズン1からもう一度」
と来たもんだ。どんだけホレイショ好きなんだよ。



大相撲九州場所は白鵬の優勝。新横綱の日馬富士はなんとまあ十勝五敗。しかも終盤は四連敗。
どこか怪我でもしていたのかもしれんけど、従来なら引退勧告されてもおかしくないわ。

だが奴らに責任を背負う気持ちなどあるわけがない。それどころか、
「せっかくワシらが横綱にしてやったのにこんな情けない成績とは。ワシらの顔に泥を塗る
つもりか」
くらいのことは思っているかもしれないな。
表向きは
「横綱として、この成績は困ったものですな(何やってるのよ、バカバカ! あんたが活躍する
のを期待したから横綱に推挙したのよ! あたしの想いを裏切ったら許さないんだから!)」
とツンデレぶっているようですが、腹の奥はこんなもんですよきっと。

ああ、日馬富士には関脇〜大関あたりで長く活躍して欲しかったなあ(遠い目)。


******************************
12/11/25
MIBつまりメンインブラックを観る。トミーリージョーンズのエイリアン狩り映画。
にゃんこ! にゃんこ!
若き日のウィルスミスの顔が妙につるりとしていて気持ち悪い。



スーパーNESのグラディウスVをプレイ中。そう、あの恐怖の処理落ちゲーであります。
大人の事情(マシンパワー)によるそれはさておき、難易度低めで楽しい横シューだ。
二十二年も前のゲームのパターンなど覚えておるわけがないので手探りで進めておる
わけですが、慣れれば慣れた分だけ先に進めるのが良いのだ。
一機目の死因はたいてい事故死。猛攻にさらされ、隅っこに追い詰められ、どうしようも
なくなって死ぬ……のではなく、避けたはずの弾や地形に当たっていつの間にか死んでる。
そして装備を全て剥ぎ取られた二機目には、今度こそ容赦のない攻撃が待っているのです。

それにしてもこのゲーム、自機のパワーアップの選択次第で難易度がかなり変わりますな。
フォーメーションオプション(自機の上下にオプションの位置が固定)の簡単さは異常。
ショットはダブル、ミサイルは下に出て地面に沿って走るタイプ。これでたいていの局面は
おk。ボス戦だけレーザーにするとなお良し。
ちなみに水無月あくあさんは溜めレーザー+回転オプションで行くそうな。十人十色ですな。

一面:は簡単なので良いとして。なぜかアーケード版より楽しい。退屈しない。
二面:泡うっとうしい。攻撃がゆるいので退屈。
三面:逆火山。穴掘り面の岩石がランダム配置なのがイライラするわあ。
四面:モアイ:ボス戦で降ってくる岩は危ないのでやめて欲しい。
この辺からミスした後の復活が厳しくなってくるよ。
五面:炎ステージ。なんでボスが死んだ後の破片に当たり判定があるんだよ。ちくしょう。
六面:植物。ボスが気持ち悪い。ダブルで倒そう。あとザコ砲台の弾が速い。数は少ないけど。
七面:高速スクロール+ボスラッシュ。3速で頑張る。ボスラッシュ前に死んだら終わり。
八面:要塞。やめて壁動くのやめて。
今はようやく高速スクロール面を抜け、ボスラッシュを突破し、要塞に突入したところ。

グラVの曲は格好いいのう。大昔にアーケード版のサントラを買っておいて良かったよ。
壮大な、希望に満ちた戦いという感じ。スペオペだな。
まあ、グラUはもっと格好いいんだけどな!



先日の項。ちょっと直したよ。ほむほむのツンデレは、本来デレなのにしっかりした理由が
あってツンに身を固めている。それが感情の高まりで決壊しデレが発動する流れが良いのう。
無意味に主人公に突っ掛かってくるガイキチじゃなくて良かった。本当に (溜める) 良かった。


******************************
12/11/21
むせる。

マミさんは、キュベエに心を売って明日を得た。
青い子は、キュベエの誘いに乗って地獄に堕ちた。
ほむほむは、まどかに己の運命を占う。
ここ見滝原で魔女を狩るのに必要なのは、ソウルジェムと少々の危険。
次回「取引」。見滝原の商売には死の匂い。

というわけで。
劇場版「魔法少女まどかマギカ 前編 始まりの物語」と同「後編 永遠の物語」を観る。
とても面白かったです。が、筋書きや人間関係に変化があるわけではないので、
TV版を繰り返し観ている人にとっては取り立てて大きな感動はないでしょう。それがし
つまり月見うどんは丸々一年ほど離れておりましたゆえ十分に楽しめたでござるよブヒヒ。

内容としてはTV版の総集編ただし新規作画割と多めといったところであり、ガンダムで
いうなら「めぐりあい宇宙」みたいなもんだな。ファンにとっては復習でありカット毎の
新作画をチェックするボーナスステージといっても良かろう。
だが私はTV版はレンタルで一通り観たきりの月見うどん。絵や構図なんぞをそうそう細かく
覚えておらぬ。したがってそんなサービスを楽しむ余裕はなく、ごく当たり前にダイジェスト版
として観てきましたよ。前編は青い子の話、後編はまどか×ほむらのお話がメインでおわす。

相変わらず青い子切ない。そしてほむほむかっこいい。画質と演出はかなりパワーアップ。

ツンの究極に、デレの究極に、ともに潜むのは百合。
完全なる百合は、もはや感情ではなく、冷徹なる意志。
人は、神に似せて創られたという。それでは神の意志に潜むものは、ツンか、デレか。
次回「対決」。ほむほむは、キュウベエを挑発する。

降り注ぐ使い魔。舞い降りる魔女。
欲望と秘密と暴力の街、見滝原が燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的なイヌカレーが大画面を蹂躙し尽くす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、マミさんも青い子も、赤い子もほむほむも、
まどかもキュウベエも飲み込んで、走る、炎、炎。音を立てて見滝原が沈む。
次回「脱出」。魔法少女は炎を浴びて蘇る。

そんな感じ。

あとエンディング後に来春予定の新作の予告があったよ。

見滝原での旅が終わる。振り返れば遠ざかる緑の地獄……マミよさらば!
薄れゆく意識の底に仁王立つ数々の修羅像。耳に残る叫喚、目に焼きつく炎。
次の旅が始まる。旅と呼ぶには余りに厳しく、余りに哀しい、過去に向かってのオデッセイ。
次回「暗転」。ほむほむは次の巡礼地へ向かう。

そんな感じ。

ストーリー自体完全新作ながら今までのメンバーが活躍するようなので期待。
ガンダムに対するZガンダムみたいにはならない模様。
でもあの雰囲気からすると、ひょっとして今までのお話もほむほむの編み上げた
大きなループの一つにすぎないのよという構成なのかもしれないなあ。
だとするとその舞台はパラレルワールド的なものになり、

次回「不可侵宙域」。……だが、今日という日が昨日のためにあるのだとしたら。
になってしまうのだわ。それはそれで楽しみだからいいんだけど。

ほむほむ「たまには、まどかの匂いを嗅ぐのも悪くない」


******************************
12/11/18
新しいMP3プレイヤーですが。
改めていじってみたら、今は前回の続きから聴くことができるようになっておるよ。
一体どうなっておるのやら。機械のくせにこういう不確実性があるのは腹が立つわあ。
意味不明だがこのまま使ってみることとす。

もう一方の不満点であるファイル管理の件は、そうそう頻繁に曲を入れ替えるわけじゃ
ないのでまあいいや。



緑谷はむ伍長、うちに来る。
紅楼夢とコミティアの本を受け取ったり。
グラVやヴァルケンでちょっと遊んで寝る。


******************************
12/11/17
今日は長いです。むせたい人は読まぬが吉。

ボトムズの新しい奴「装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE」を観る。舞HIMEの人がデザインの
美少女キャラが活躍する方ね。
TV本編とは無関係な人々の物語ということで、キリコは出てきません。

で。
面白くなかったわ。開始数分でストーリーが最後まで読めてしまうというのは良くない。
それでもまだキャラクターがちゃんとしてるというか、生き生きしていれば救いがあるんだけど、
みんなお手本通りというかレールに乗せられたロボットみたいな反応しかしないので感情移入
する部分もなければ意外な一面が垣間見えることもなくてちっとも楽しめないのだわ。

以下ネタバレ。一度しか観ていないのでセリフはうろ覚え。大意です。

冒頭。バトリング、つまりATによる賭け試合が行われているよ。
いかにも悪者っぽいデザインのATが大暴れして、いかにも雑魚なATを一方的に叩きのめす。
しかも命乞いする選手を平気で殺してしまう。
セリフからすると悪者ATのパイロットは少年兵で、とても傲慢な性格らしい。

そこへ主人公のATが登場して、悪者ATをあっさりと倒す。さっきまでベテランっぽいAT乗りが
カモ撃ちのように食らっていた射撃を彼は軽々とかわし、悪者ATの胸を突いて転倒させ、銃を
突きつけはするものの撃たずに立ち去る(百年戦争時のトラウマがあって殺しは嫌い)。

少年兵「なぜ撃たない!? 俺を馬鹿にしているのか」
怒り狂う少年兵だが、主人公は意に介さない。

美少女マッチメーカー(試合を組む人)「お疲れ様。私と組んでもっと大もうけしない?」
主人公「いや。もう戦いはやめたんだ」
少年兵「戦いの場で俺に情けをかけたのか。これは侮辱だ」
主人公「バトリングはしょせん試合だ。戦場ではないんだ。死ななくて良かったな」
少年兵「なんだとこの野郎」
美少女マッチメーカー「やめなさい」
などという一幕があったりする。
ちなみに、主人公には素直な性格の妹ちゃんがいますよ。

はい皆さん、先の展開はお分かりですね。
・少年兵が重装備のATで暴走、銃やミサイルを乱射して市民を巻き添えにする
・美少女マッチメーカー、これを制止することができない
・止められるのは主人公だけ
・主人公「俺は戦わない」
・内緒でバトリング(ルールはあるが、殺し合い)をしていたことが妹ちゃんにバレる
・ちょうどその頃、少年兵は軍の機密ファイルに侵入して主人公の過去を知る。
・主人公はどうやら戦場で酷い目に遭ったらしい
・一応は悩む主人公だが過去にけじめをつけるため戦うことにする
・怪物と戦うため改造したATで戦場に赴く主人公。

あまりにもお約束通りの展開で、この時点で飽き飽きしていたわけですが。
・後を追おうとする美少女マッチメーカーに妹ちゃんが駆け寄り、
はい、いつものやりとり。
「私も行く」
「駄目よ、危険だわ」
「お願い」
あーあ。
ここから最後の戦いが始まって盛り上がるはずだというのに、月見うどんはため息をついて
DVDを一時停止ですよ。もう続きを観たくない。
で、深呼吸して気を落ち着けてから、二十分くらいすっ飛ばして再生してみたら、ちょうど
妹ちゃんが泣いてて、主人公は浮かない表情をしていて、少年兵は死んでたみたい。

ああそう、あのまま終わったのね。もしかして少年兵にも何か気の毒な事情(改造されて
いるとか、精神を病んでいるとか)が判明したかもしれんけど、どうでもいいや。

そらまあ特別に立派というほどでもないアメリカのアクション映画で恥ずかしげもなく連発
されているストーリーかもしれませんが、ボトムズにそういうの求めてないのよ。ボトムズを
わざわざ観るような人はテンプレ通りのランチタイムの定食みたいな筋書きなんて要らないし、
そういうの観たかったら他のタイトルを探すわい。それに映画だったらこういうお話の場合
キャラはもっと特徴があったり性格にメリハリがあったり適度にコメディー要素を入れるとか
して飽きないように工夫しておるわ。

つまり、年季の入ったファンが求めていない内容であり、キャラデザに惹かれた新規の人が観ても
きっと面白くない。
キャラデザが悪いんじゃなくて、監督とか脚本とか演出とか、その辺に原因があると思われます。

例えば「暴れん坊将軍」とか「松平右近事件帳」なんて、お話の筋が全部予想できても面白い。
それはキャラがしっかりしてるせいだったり、シナリオにメリハリというかテンポがあったりする
せいだと思うのですよ。その辺が悪かったら、単に筋書きがいつものテンプレ通りかどうか確認
するために観てるようなものであり、そんなのただの作業だわ。確認したからって何がどう
なるわけでもないし、少なくとも娯楽じゃないのだわ。

要するに、全然むせねえよ!

あと、それはそれとしまして。あんなのボトムズじゃないのだわ。ATがスーパーロボットじゃ困る。
全身にミサイル満載だったり、ローラーダッシュで折れた鉄骨をどこまでも駆け上がって、ジェット
コースターのように垂直になってもまだ上っていくとか、そういうのはノーサンキューなのです。
それと、巨大なアタッチメントを着けてでかくなれば強いというのはボトムズの発想じゃないだろ。
良いところもありましたけどね。ローラーダッシュでジグザグに走って射撃をかわしたりとか、
同じくローラーダッシュとターンピックを上手く使って格闘したりとか、高い所から飛び降りたら
ちゃんと降着ポーズになったりとか。


******************************
12/11/15
「世界の料理ショー」ですが。九回目にして前座小話が始まりました。そうそう、
この顔芸と変な声(吹替えだけど)。これこそが戦場よ。オムレツが焦げちゃったり
揚げ物がくっついて取れなくなったりといった失敗も絶好調であります。



散髪に行ったついでに新しいMP3プレイヤーを買ってきたのだ。
なぜかって? そりゃあ今のが不満だからさ。

不満点:
・電源入/切がおかしい。ボタンを長押ししても入らなかったり切れなかったりだ。

・曲の先送りがおかしい。曲を停止して、次の曲の頭に移動しようとすると、なぜか
演奏を再開したり、ちゃんと次の曲に移ったりだ。

・音量調節がおかしい。ボリュームを操作すると、なぜか次の曲に飛んだり、ちゃんと
音量を操作できたりだ。

・設定の保存がおかしい。一度電源を切って再起動すると、なぜか演奏を停止した箇所や
音量の設定や演奏のリピート設定やバックライトの色などの記録が全て吹っ飛んでおり、
演奏は最初のアルバムの最初の曲から、ボリュームは超でかく、リピートは無し、
バックライトはボタン操作するたび七色にチカチカ光るようになってる。ときがある。

もちろん買ってきた当初は何も問題なかったのだが、いつの間にかこの有様。
そんなわけで頭にきたので新しいのにしてみたのさ。なんと350円。コンビニエンスストアの
スパゲティより安い。びっくりだ。
で、あれこれ曲を入れて動かしてみる。

不満点:
・曲の途中で演奏を停止して電源を切り、再起動すると、最初のアルバムの最初の
曲から演奏開始になってる。つまり、いつも同じ所から聴くことになる。さっきの続きを
聴くことはできない。

・ファイルをフォルダ単位で管理できない。ルートフォルダに直に曲を入れないと
いけない。つまりファイルの移動やファイル名の管理が面倒くさい。

えらいこってっせ。


******************************
12/11/13
なんだい、最近は政党にキラキラネームを付けるのが流行りなのかい?
芥川賞作家のセンスも大したことないな。
もっとこう、時代に即しつつ老若男女に馴染みやすい名前がいいんじゃねえの。
「俺の政党がこんなに小さいわけない」じゃ駄目ですかね。
「僕は得票が少ない」もいいな。
「ぜったい遵守☆強制投票許可証!! 〜石原以外は校則違反」じゃ長いか。



今、この月見うどんが最も楽しく視聴しているTV番組、それは「世界の料理ショー」。
最初に新聞のTV番組欄でこのタイトルを発見したときは何かの間違いじゃないかと
思ったものであります。何しろ遠い遠い昔、ざっと三十年近く前に何度か再放送されて
いた番組なのです。で、もしかして同じタイトルの新シリーズなのかと半信半疑で観て
みたら、そのまま再放送だったわ。画面の縦横比は4:3だし、画質も見まごうことなき
昭和な画質。これを平成の新時代に流すとは、テレ東は頭がおかしくなったんじゃ
ないかしら。

内容については題名の通り、北欧だったりタヒチだったりといった世界各国の
料理を手際よく作っていくだけの番組なのであって、格別に風変わりなところが
あるわけではない。でもこれが、料理人グラハム・カーのトークが面白くて
ついつい観てしまうのであります。
巨大な二段式オーブン、電磁式コンロ、そしてバブル期を迎える前の日本では
なじみの薄い調味料やハーブの数々を駆使し、さまざまな料理を軽妙なトークを
まじえて矢継ぎ早に仕上げてゆく。そして出来上がってくる料理もまたガチョウの
丸焼きやらマッシュルームのスープやら、昭和の一般家庭ではあまり見かけない
メニューばかり。ガチョウの丸焼きは今でも見かけないな。
とにかく愉快なトークと見事な手際が魅力なのであります。

ひい、たまらんのう。亜米利加(実は加奈陀の番組なのだが当時は亜米利加だと思ってた)
のご家庭番組はこういう形であるという第一印象をこの月見うどんに決定的に焼き付けた
番組が、新世紀になってまた放送されるとは。

不満点はただ一つ。
どうも冒頭の小話アンドその日の料理のご当地紹介コーナーがカットされているような
気がしないでもない。後続の番組(半島の歴史ドラマ)のせいだ。
ガッデム。七回呪われて地獄に落ちるがいい。
もしかしたら勘違いかもしれんけど、それを確認するには三万円以上するDVD-BOXが
必要なのだ。ぐぬぬ。



「グリーンマイル」を観る。トム・ハンクスの看守映画。
生命の価値とか人生の意味というものについて考えさせるタイプの、ただしそれが
あまり押し付けがましくない、割とおとなしい映画であった。
絆と奇跡で感動の涙が止まらない超名作みたいな前評判をどこかで読んだような
気がしていて心配だったのだけど、決してそんなことはなくて良かった。
しかしあんな内容とは知らなかったので、黒人さんが謎の能力を発動させたときには
びっくりしたわい。
あと新米看守の人間のクズっぷりはガチ。「残酷・不注意・バカの三拍子が揃っている」
とはよく言ったものよ。



一緒にレンタルしてきた「ミッション:8ミニッツ」(原題:source code)はSFでサスペンスな
アクション映画だったわけですが、これがなんと脱出できるループもので面白かった。

たいていのループ映画はその円環を描くことに尺の大半を費やしており、内容としては
「こういうループがありまして、いくら頑張っても主人公は脱出できません」
というお決まりの筋書きであって、面白くねえのです。
それってただの設定というか状況だよ。普通の映画で言ったら
「犯罪組織がある作戦を企んでおり、それを主人公たち警察が事前に察知しました。尚も
捜査したところ、大規模なテロ&銀行強盗計画であることが判明。放っておいたら大勢の死者が
出て、大金を奪われてしまいます」
という段階でしょう。それをどうにかするところにお話の面白さがあると思うんだけど、
計画の全貌が判明して、このままじゃピンチです・・・市民が皆殺しになりました、で映画が
終わったらどうするんだ。
どうもその辺りを履き違えている感じがするんだけど、この映画はそうでなくて良かったわ。

まどかマギカも、ループを見せておいてそれを脱出するところが好きなのですよ。


******************************
12/11/09
暦の上では立冬を迎えたわけですが実際のところ秋姉妹が本領を発揮中。お風呂上りに
足がすんげえ冷たくなったりする昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。小浜さんの
チェンジならぬノーチェンジで米の選挙が終了して一息ついてたりでしょうか。
この月見うどんは妹紅さんフィギュアのポリパテ地獄に飽きてしまい、別の模型の塗装を
することで現実から逃避気味。
だがしかしゴミ箱がポリパテくせえ。むせる。



珍しくえろフィギュアを買ってみたり。「たり」は完了の助動詞です。
膝立ちポーズは良いものだ 刀の鍔は両面テープで貼り付ける仕様
観たことのないアニメ「百花繚乱」のキャラ「柳生十兵衛」嬢だそうで。詳しいことは何も
存じませぬ。主人公かどうかも知らないし、性格も種族も職業も声優も知らない。名前から
察するに剣の達人なんだろうな、という程度。
何も知らずに買うってことは身体だけが目当てなのかと問われれば、そんなことはない。お顔も
少し可愛らしくて好きだ。陽気で活発ながら優しい性格、でも少々いたずらっぽい面もありと
いうイメージをこの造形から感じる。人間・女・中立・侍といったところか?
はい終了。これ以上のことは永遠に知らぬままでいたいものです。情報が増えると夢が壊れる
からね。この手の作品は特に。

で。
絞りとかシャッタースピードとかあれこれ試す。
照明を落とし、シャッタースピードを遅く ……ふう
テカテカしていた方が凹凸が強調されてえっちなので光沢を吹いたよ。えろい。実にえろい。
何でもかんでも買ってきた品物に手を加えろとは言いませんが、塗装済完成品フィギュアの光沢の
加減をカスタマイズするのは楽しいのでお勧めだ。ただスプレーを吹くだけという簡単さもいい。

ついでに肌、髪、布、革、金属で光沢の度合いを変えると実感が出るのぜ。同系色のコピックで
影の色を描き足すのもいいし、金属部分だけペイントマーカーのメタリック色で塗るのもいい。
マーカーのペン先が太すぎて塗りにくい場合は小皿や厚紙に出したインクを筆で拾って塗ると解決。
などと、「スプレーを吹くだけ」から少しずつハードルを上げていく。それが趣味ってもんだ。

トップコート吹きにはおまけがあるよ。それは塗膜による表面保護。
例えば、こんなポーズのフィギュアを普通に飾っておいてごらんなさい。いつの間にか膝が黒く
汚れてくること請け合いでございます。そういう汚れは洗っても落ちないことが多いのですが、
耐水ペーパーの細かい奴で削れば落とせる。クリアー塗膜のおかげで本体の塗装には傷が
付かない。
飾っているうちにうっすらと積もってきた埃は気軽に水洗いすればよろし。この際も、塗膜がある
ので歯ブラシでこすっても割と平気。

このフィギュア、定価は7700円くらいするようですがなぜかアマゾンでは九月末から価格が下がり
始め、先月末には4502円(送料無料)に到達。もっと下がるかとチェックしていたらそこから一転
して上がり始めたので4600円くらいで購入。で、翌日には6200円に急騰してた。
危ないところだったぜ。
だが、そんな銭勘定はもう結構。過ぎたことだ。早速飾り台に載せてみよう。
大物が穫れたぜ
さすが俺たちのゲッター3さんだ。


******************************
12/11/05
冬コミの当落が出る季節となりました。皆さま風邪を引いたり面白いゲームを買ってしまったり
せずお元気にやってるでしょーか。締め切り直前になって
「ああ、あと一日余計にあればいいのに」
と思いがちな貴方。その一日はどこにあるかというと、この辺にありますよ。

「スターリングラード」を観る。同じ題名のがありますが、今回はジュードロウの狙撃手映画ね。
原題は「Enemy at the Gates」なので注意だ。
友軍に無駄に過酷なソ連描写の面白さと悪の軍団ナチの法外な格好良さを楽しむ映画であります。
ああエドハリスいいなあ。今度はアポロ13でも観ようかしら。



ルーカスフィルムが世界一有名なネズミ(山ねずみロッキーチャックではない)に買収された
そうでございます。あら残念というのが正直な感想。なぜならスターウォーズの新作が作られて
しまうだろうから。
それなりに 綺麗に終わった作品の その続編を作るのは 蛇足以外の 何物でもない。
どうして五七調になったのかは謎ですが、まあとにかく蛇足じゃないですか修羅の国編とか
グリプス紛争とかリローデッドとか。大抵の場合、大きなダウトを歴史に刻むのですよ。

だから、あれはあれで終わっていて欲しいのですよ。「嫌なら観なきゃいい」という考えも
ありましょうが、スターウォーズの新作だよと言われれば観に行くしかないでしょうが。
仕方ないんだよ。ガッカリする結果になるだろうなと半ば諦めつつも、行きたくなって
しまうんだよ。いやむしろ行かずにはいられないんだよ。
まったく、パンドラの箱の逸話を考えた人は天才だな!

そらまあ世界一有名なネズミ(トッポジージョではない)の映画イコール詰まらんという図式が
確定しとるわけではないですよ。任天堂のゲームが、個人の好みはさておき大多数の人が楽しめて
なおかつコアな人のやり込みにも耐える佳作に仕上がっていることに定評があるように、世界一
有名なネズミ(ガンバの冒険ではない)の映画も面白いものはある。WALL-Eとかトイストーリー
とか。
だがな、竜馬よ。旧作ファンというのは最も厄介な人種なのじゃよ。描写の些細な違い、それこそ
ワイプの仕方や音響効果一つを取っても
「ああ、昔のルーカスフィルムならこんな表現はしないんだろうな」
などと、映画を観ながら頭の中で考えてしまうのであります。もう最初から楽しむつもりなんて
ないだろっていうくらいに重箱の隅をつつきまくりなのであります。

新作を観ても素直に楽しめないし、場合によっては叩くし、ネット上に悪い感想を書き込んだりも
するだろう。そんなの製作側にとっては足を引っ張る存在でしかない。
観る方は楽しめず、製作者にとっては邪魔。これはなんつうの、Win-Winの反対だな。
Lose-Loseの関係と呼べばいいのかな?

この話をしているとき、おなじみ緑谷はむ伍長がうどんに気を遣って
「まあ、良いことばかりではないということか」
と言ってくれましたが、いいことなんて全然ないのぜ。
あるとすれば何だろう。関連グッズが今よりもたくさん出るとか、浦安の大きな遊園地に新しい
アトラクションが出来るとかか。そういや昔スターツアーズというのがありましたね。
良くないことが映画以外にあるとすれば、版権の契約が変わって、現在発売されているプラモデル
とかフィギュアが市場から消える可能性があることか。コトブキヤがピンチだな。
一方、海洋堂からリボルテックのC-3POが出るかもしれない。バズとウッディみたいに。


******************************
12/11/02
ウィザードリィ5をプレイする際のBGMとしてニコ動にてジョジョのOPとケロ芝居と
ボトムズの予告編を繰り返し再生する日々。
共通点:無駄にバイオレンス。あと不死身。俺たちは死なねえー。

地下迷宮四階。いよいよルーンに会いに行くも、透明な壁アンド透明かつ一方通行の壁にて
構成された迷路に阻まれやる気を失う。二十年以上も前に一度通ったきりの道なんて覚えて
ないのよ。
戦闘に関しては心配なし。パーティはすでに地下七階を割と平気でねりねり歩けるほどの
レベルに成長しているので、地下四階ごときの敵がいくら出てきたところで恐るるに足り
ハイニンジャのクリティカルヒットピチューン
なんだけどなあ(死んでる死んでる)。
すいかを蘇生して、冒険は続くのであった。



もこたんですが。
軽量化と退屈しのぎのため、こんな感じで髪パーツの内側をくり抜いております。
で、合いが悪いので接合面にポリパテを塗りたくってムニュッと仮合体。硬化後に一旦
分離して綺麗に整形すればスキマ対策はおk。
こんだけ大きいのが三個もあったら軽量化したくもなるさ 髪の毛だと言われてもにわかに信じがたいフォルム
おっと、接合面に何の用意もなくそのままムニュッとやるとかなりガッチリ気味に接着
されてしまい、死が二人を分かつまで分離不可になるよ。離型剤にはサラダオイル的な
何かを使う猛者もいるようですが、うどんの場合はハンドクリームを塗ります。流れないし、
垂れないし、窪みにばかり溜まってしまうこともないし、周囲を汚しにくいし、作業後は
水で洗い流すだけで済むのでお勧め。
そらまあ平たくて広大な面積を扱う場合にはオイルを筆で塗る方がいいのかもしれんけど、
そこはそれ、適材適所ってことよ。