□■□ CPU換装編 □■□

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ハードディスク、メモリーときて今回はいよいよ
NEOの心臓部であるCPUの交換いきます。

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◆用意するもの。

 Power Leap社 NEO-S370(PL-S370)3000円前後。
 交換したいCPU --お好みで。(FSB66MHzのFC-PGA)
◆誰もが上手くいくことを保障するものではありません。

◆改造は自己責任で。

◆Info supplier NEO改造計画さま
PPGAパッケージのsoket370を実装するNEOのCPUを換装
する為に必要なのがこのPower Leap社 NEO-S370です。
PPGA→FC-PGAの変換ゲタと呼ばれるものです。

これ自体はPPGAのピンアサインをFC-PGAに変換する機
能しかありません。 コアのIDを読んで電圧を生成する機
能等は持っていませんので、交換後はたいていの場合過
電圧で動作させる状態となります。 元のPPGA400MHzの
セレは電圧2.0VなのでFC-PGAの河童セレの1.6〜1.7と比
べると、約0.3Vの天然喝入れ状態となります。
若干のマージンがあってもリスキーではあります。 
NEO-S370のパッケージ内容。

変換ゲタと専用の薄型クーラーと英語のマニュアルが付き
ます。 マニュアルは英語となりますが、PCが多少わかる
方なら大体理解できる程度の内容です。 交換の作業自体
はごく単純な作業なのでマニュアルは必要ないかもしれま
せんが、いちおう目は通しましょう。
左がPPGA→FC-PGAの変換ゲタです。

FSBの調整をする為のディップスイッチが中央のあたりに
ありますが、NEOでは設定は無視されるようです。

右は添付の専用CPUクーラーです。

ゲタの厚みの分高さが増して、通常のCPUクーラーでは取
り付けられない場合があるので、そのためのものと思われ
ます。 仕様上FSBが対応できればPentium!!!の866EBまで
対応となっているので、冷却性能自体には問題ないと思わ
れます。 ただし、ファンは風切り音がうるさいらしいので、
元のを外して使用することとします。
じゃん! これが初公開の自作1号。 といっても実はベア・
ボーンだったりします。 1号機は予算の都合があったので
安くまとめる為にベアボーンになりました。 で、なぜ今1号
機が出てくるのかと言いますと、NEOに新しく付けるための
「CPU」を引っぺがす為です(笑 NEOのCPUを交換すると
いっても、さすがにメインマシンではないNEOの為に新たに
CPUを調達するのは予算的に厳しいので、今あるものでな
んとかすることにしました。 で、白羽の矢が立ったのがこい
つなの。 こいつの積むCPUは河童セレ700MHzなわけでし
て、NEOに載せるにはちょうど都合がいいんですな。 FSB
66MHzの河童セレは766MHzが最後なんですが、その一個
手前くらいということで、よしとしましょう。
パソコンデスクに置いてみるとさすが省スペースというだけ
あって、すっげー小さいです。 上に載せた外付けドライブ
が、危険な感じです。 いちおうこんなかんじで取り外す前に
設定やレスポンスを確認しておきます。 外した後は何を載
せるかはこの時点では決まってません。 
まずは1号機からセレロン700MHzを取り外します。 省スペ
ースながら、ベアボーンだけあって作業スペースは結構広
いです。 リテールのクーラーもアッサリと外してCPUも簡単
に取り外せました。 ちなみにチップセットはintel815Eでちゅ
らさんには対応していません。 
1年ぶりにソケットから外された河童セレ700MHz(左 と、今
度から合体するゲタ、NEO-S370(右 

合体はまさしく力技でグイッと押し込むだけです。 かなり強
く押し込まないとしっかりはまりませんでした。 隙間とかが
あってはいけないようですし、説明書にも「remove is risky」
とかあったので、いったん取り付けたら外すのはリスクが伴
います。 専用の工具でもあるのかもしれませんが。 
NEO-S370を取り付ける前にまずは先にCPUを取り外して
しまった、1号機の方を片付けてしまうことにします。 とりあ
えずは手元に余っていたペンティアム!!!の1GHzを取り付け
てみました。 あくまでとりあえずですけど。 で、動作とレス
ポンスの確認。 クーラーはリテールではコンデンサと接触
するので、初代BIG WAVEを。
次はいよいよNEOの方にかかります。 とりあえずいつもの
ようにNEOを分解します。 クーラーを留めるネジを外して、
クーラーを取った後ヒートシンクのクリップを外します。 こ
こまでは、どってことない。 大変なのはCPUとくっついた状
態のヒートシンクです。 隙間に金物を入れるのは嫌なので
ヒートシンクをつかんで無理やり真上に引き剥がします。
で、取れました。 取れたのはいいんだけど、なんかやばい
気がしました。 そうです、下のヒートシンクごと引き抜いてし
まいました! やばいよ。 ソケットが開放されてないのに、
抜けちゃいましたよ。 
で、こんな状態になりました。 ソケットから取れたのに相変
わらずCPUとヒートシンクはがっちりくっついちゃってます。

しょうがないなぁ、というわけで隙間にアクリルの板を突っ込
み、反対側の隙間からゆっくりマイナスドライバーを差し入
れたら、ようやく取ることができました。 壊さないでよかった
です。 

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