豊島区長 高野之夫殿

                      平成21年1月  

                     目白駅周辺の環境を守る会

                      代表 沓掛 邦雄

報 告 書

拝啓 平素は 私どもの住民運動に対して御理解と御助力を頂き有難うございます。NTT都市開発株式会社による「(仮称)目白駅前計画」に関連し設立した「目白駅周辺の環境を守る会」の活動はすでに1年を経過しました。

 当初発表された高さ約100mビルというあまりにも唐突な計画は、近隣住民にとって度肝を抜くものでありました。 現行の制度下では経済性が優先され、このような計画が当然のように可能であり 住民はいかにも無力のように思われます。

 豊島区は目白を街づくりの重点的な地区として種々調査とプランを発表してますが、残念ながら民間の開発にブレーキが掛けられぬと聞いております。

 この1年の地道な住民運動を通じ多くの有識者の賛同を得ることが出来ました。

 目白通り全体に関し景観を守る運動を提唱する方も現れております。

 NTT都市開発(株)がこの計画の全面見直しに入った事は御承知のとおりであります。どのような方向での見直しなのか全く判りませんが、先方の説明によれば新たな計画について1、2月行政と打ち合わせの上3月に住民に説明すると申しております。別添のとおりNTT都市開発(株)に対してあらためて要望書を提出いたしました。行政の意向が第一優先の姿勢ですので、依然として不安な状態です。

 あらためて我々の要望を列記しますと 1)一体感のある景観づくりーつまり目白駅周辺の地区計画に準じた高さ(31m以下)色デザイン。 2)ビル周辺の道路、交通、駐車場など、特に災害時のアクセス道路の検討。 3)綜合設計適用の有力な要件がないのではないか。 4)旧川村学園駐車場跡地の仮設建物の扱い。などであります。

我々の主張に対し、昨年末までに7425名の賛同の署名が集まりました。本日はこの署名簿を区長殿に提出いたしますので 私どもの意図するところをNTT殿にお伝えください。

敬具


添付書類 署名簿、 

NTT都市開発株式会社あて要望書