池袋副都心・グランドビジョン 池袋の新たなステージ 官民一体で記者会見
副都心のひとつといわれながらも他に比べて都市機能の更新の遅れが取りざたされていた池袋だが、このたびの「副都新線」開業が「池袋副都心・グランドビジョン2008」として池袋の新たなステージへとつながりそうだ。
10日午後、「池袋副都心・グランドビジョン2008」の共同記者会見が豊島区役所で行われ、高野区長はじめ地域の約30団体の代表が出席して街づくりへの熱い思いが語られた。
発表されたビジョンの中身は、①東京LRT整備と歩行者郵船ゾーンの創出、②清掃工場廃熱利用システムの構築、③地域冷暖房導管ネットワークの拡大、④都市型生ゴミ発電施設の整備、⑤クールシティ中枢街区パイロット事業、⑥都市再生緊急整備地域の指定、⑦環状5の1号線地下通過道路の整備、⑧池袋駅・駅周辺の整備(東西デッキ広場等の検討)、⑨西口駅前まちづくり(広場改修、エチカ計画)、⑩補助172,173号線の整備、⑪東池袋街づくり(サンシャイン、造幣局周辺)、⑫東池袋4丁目市街地再開発(第2地区)、⑬補助81号線沿道まちづくり、⑭副都新線「東池袋新駅」の設置促進、⑮新庁舎整備(南池袋2丁目地区案)、⑯現庁舎の跡地活用と周辺整備など――。
サンシャインシティの誕生から30年、池袋副都心は今、これまでの文化政策に加え、「人と環境への優しさ」をコンセプトとして新たなグランドビジョンを描き、地域と行政が目標を共有しながら東京において個性を発揮する都市づくりをすすめていくとしている。都心部や新宿、渋谷に真似の出来ない池袋らしさをめざす。
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