2008年7月

第2774号 2008年7月16日号


甲子園への“一歩”
 城西高校野球部


 東京都東東京大会で注目されており、豊島区内で最も強く甲子園も夢でない城西大城西高校野球部を紹介する。

 ショートの加納は、強肩で、セカンドの佐々木は守備範囲が広く安定感がある。打撃は、1番、2番の大島、野口は出塁率が高く3番柿間、4番上原、5番南雲に繋がる打線は強力である。上原は一時4番を南雲に奪われたが、6月中旬奪い返し、センター中心に打ち返す打撃に徹している。柿間は、シューアーなバッティングで左右に打ち分け、力強さも増した。5番の南雲は、下半身から駆動しバットは最後に出る。地球から力をもらうフォームでありバットを撓らせる力を有する。今年の夏は、「OB、父母、学校関係者とも一日も長く楽しめるチームになった」と期待をしている。
(写真は試合終了後の城西ナイン)

 7月14日、江戸川区民球状で2回戦、学習院高等科対城西大城西の試合が行なわれた。

(学習院高等科対城西大城西の試合経過)

 先発投手は、学習院郭貴史(2年)、城西松浦宏樹。1回の表、学習院は3者凡退。その裏2死後3番柿間勇佑は、郭投手の内角をつくボールを左手で払うようにレフト線に2塁打。上原拓也四球。南雲勇毅レフト前ヒットで1点。6番加納の左前打で追加点。

 松浦は、138kmの直球と切れのあるスライダーで4番から5者連続3振。

 2回の城西は、2死満塁にするも決定打なし。

 城西も3回、4回、5回追加点なし。2回から学習院は、打者の内角をつくよう監督から指示がありチャンスをつくれなかった。この段階で、追加点を取るか、追いつくか。その状況をつくったチームに有利にはたらくことが予測された。

 5回表の学習院、5番渡辺健太(2年)松浦のスライダーをレフト線2塁打。6番清水寛(1年)の2塁前ゴロを1塁に高投で1・2塁。1死後、9番安藤彰俊遊ゴロで6-4-3のダブルプレー。この試合の中でこの5回が試合の流れを大きく変えた。

 6回の裏、城西は1死後、松浦左越えの2塁打。8番小柳尚紀送りバントで松浦3進。9番佐々木健太遊ゴロを遊撃手エラーで追加点。

 8回の学習院は、7番清水が松浦の直球を中越の3塁打。安藤の緩い遊ゴロの間に1点を入れる。その裏の城西は、8番小柳2塁強襲の2塁打。佐々木健太4球。1番大島送りバントで2・3塁。野口四球で満塁。ここで学習院は投手を尾関賢一(2年)から島村祐輝(2年)に交代。島村の投じる真ん中高目直球を柿間が叩くとレフトスタンド入りの満塁さよならコールドゲーム。スタンドで応援団長を務めた鯉渕泰成君(2年)は「応援団をまとめて相手校に負けない応援を続けた。先輩には、頑張ってもらい1日も長く応援団長を勤めたい。」と話した。

 (講評)
 夏の大会は難しい。今年は、オリンピッックがある為に日程が大幅に前倒しになった。1学期の試験が大会途中になり、勉強と試験、野球の調子の維持が非常に困難。強豪といわれる学校も敗れ去る。チーム作りに腐心した学校も多かったはずだ。これから悔いのないゲームが出来るように頑張って欲しい。(小林) 


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