グランドビジョン2008 池袋副都心 第1回推進懇談会開催
池袋駅西口駅前広場改修計画は今年の秋着工
6月10日に行われた「池袋副都心・グランドビジョン2008共同記者会見」で、設置された「池袋副都心グランドビジョン推進懇談会」が16日、豊島区役所で開催された。出席者は行政、地域の有力団体8団体、教育機関3大学(立教・東京音楽・帝京平成)、まちづくり関係団体11団体、NPO法人1団体、商業事業者12団体、関係事業者4団体の計40団体。
共同記者会見では、区と地域の代表により、「人と環境への優しさ」と「文化芸術の創造」をコンセプトとした総合的な都市づくり戦略であるグランドビジョンを発表した。また、この場で地域、事業者、大学、行政が力をあわせて、このビジョンを推進し、池袋副都心の個性的な再生を展開していくための継続的な話し合いの場である「池袋副都心グランドビジョン推進懇談会」を発足させた。
東京メトロ副都心線の開通に伴い、官民が一致団結して協力し、池袋を大きく変えるチャンスを逃さず地域の代表と区が“地域の顔が見えるまちづくりを進めていこう”と発足した懇談会であるが、この日の懇談会では、主にグランドビジョンを構成する16のリーディングプロジェクトについて、今年度および21~25年度(5ヵ年)の想定スケジュール、池袋西口駅前まちづくりについて話し合われた。
特に池袋西口の広場改修については、今年の秋着工し、1年間をかけて整備し、総工費約4億円を予定している。施設老朽化、バリアフリー、交通処理、安心安全等の課題を抱える池袋駅西口駅前広場整備計画に伴う整備内容(案)(①歩行空間の拡充②タクシー乗り場の変更③バス乗り場の一部変更④周辺の交通形態の変更等)について説明された。池袋西口商店街連合会会長 三宅 満氏は、「昭和38年の頃とほぼ西口は変わっていない。今回の改修着工に感謝している。西口の駅前が完成したら、来街者にも変わったと思ってもらえるだろう」と語った。また東京地下鉄㈱より、Echika池袋の計画概要(平成20年度開業予定)と池袋12番街区ビル(平成21年度開業予定)の計画概要も説明された。
懇談会会長である高野之夫豊島区長が、「このグランドビジョンを掲げたことで、池袋のまちの姿が見えてきた。中央図書館来館者100万人突破、や都内路線価で東池袋がNo.1になるなど、まちの賑わいが増えてきている。今回は西口駅前の広場の整備を中心に説明していく。この西口駅前整備が、グランドビジョンのスタートである」と力強く語った。
また、東京商工会議所豊島支部会長 渡邊 輝氏が、懇談会の最後に、「グランドビジョンを掲げたことにより、池袋・豊島区のまちづくりが目に見えてきている。我々も、本当にやるんだなという意気込み、使命を感じている」と話した。
今後、懇談会では、まちぐるみでビジョンの実現に向けて精力的に活動を進めていくとし、次回の開催は9月半ばを予定している。(年4~5回開催予定)。
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