2008年8月

第2777号 2008年8月6日号


演劇の街・池袋をアピール
 9月に「池袋わが町」公演


 池袋演劇祭の20周年及び“あうるすぽっと”開館1周年を記念し、「演劇の街・池袋」のアピールと区民に演劇に親しんでもらうことを目的に、9月19日から23日までオリジナル作品「池袋わが町」が“あうるすぽっと”で公演される。主催は豊島区舞台芸術振興会、(財)としま未来文化財団、豊島区。

 「池袋わが町」を盛り上げるために、8月1日から5日の5日間、参加者には「池袋わが町」への出演可能性もあるという、区民参加による演劇体験ワークショップが行なわれている。また、7月31日に開催されたジェームス三木氏のトークショーでは出演者が紹介され、来週には稽古が始まる。

 「池袋わが町」は、ジェームス三木氏の作・演出公演。著名な脚本家による、地元を舞台にしたご当地物オリジナル作品は、自治体としても珍しく、もちろん豊島区としても初である。

 この作品は、1幕では、戦後、日本がようやく落ち着きを取り戻しつつある昭和27年の豊島区を舞台とし、2つの家族を中心に、若者の恋や葛藤を描く。一方2幕では、「人生の本当の意味は、平凡な日常の中に隠されているというのが主題である」という作者のメッセージが語られる。

 区に縁のある俳優・寺田農氏が進行役で出演、主役級の青年はオーディションで選考された。

 ワークショップは、俳優として必要なことを体験してもらい、5日目には簡単な即興劇を作って演じる。1日目の今日は、演じるうえで大事な全身を思うように動かす訓練(ウォーミングアップ)や、自分自身の骨格を意識して発声のメカニズムを身体を動かしながら学んだ。参加者は、言葉で伝えるのが苦手という人や、演技の勉強をしたいという人など20歳代から50歳代までの10名。

 菊池准講師(演出家・脚本家、演劇企画JOKO所属)は、「ドラマは人と人との間に起きる。舞台の上でお互いの間に何かを起こしましょう」と柔らかな表情でワークショップを進めた。若い頃演劇を学んだという佐藤八重子さん(50歳代)は「こんなに初歩的なことから教えてもらうのは初めて。とても勉強になります」。川村香代子(50歳代)さんは「今後も楽しみです」と話した。


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